フォードも3月30日に新型コロナウイルスによる肺炎の患者のための人工呼吸器を100日以内に最大5万個生産するすることを発表している。こちらは、ゼネラル・エレクトリック(GE)と人工呼吸器メーカーのエアロン社と協力して、ミシガン州の車載電池の工場に専用の生産設備を導入し、100日以内に5万台、その後は最大月産3万台生産する。トヨタも人工呼吸器メーカー2社と連携して部品供給や物流の支援を行なう。
テスラもアイルランドの医療機器大手のメドトロニックと連携してテスラ が開発・設計した人工呼吸器の生産を請け負うことを明らかにしている。
GM、フォード、トヨタ、テスラ に続いて、メルセデス・ベンツも新型コロナウイルスの戦いの後方支援を始める。
ダイムラーは、3Dプリンターを使用して、現在の新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックに対応するための医療技術で緊急に必要とされるコンポーネントの製造を支援する。
「我々は、優秀なチームと3Dプリンティング技術における長年の経験により、医療機器の製造に貢献する準備ができています」と、メルセデスベンツAG、製造およびサプライチェーンの管理委員会のメンバーであるJörgBurzer氏は語っている。
「この目的のために、我々はバーデンヴュルテンベルク州政府とも連絡を取り合っています。我々の専門知識は生産に利用できま当社の3Dプリンターは間違いなく入手可能です」
メルセデス・ベンツは、付加製造(Additive Manufacturing=塑像のように材料を付加しながら製造していく造形方法)の研究と応用における30年間の経験がある。乗用車部門では、3Dプリンティングは通常、プロトタイプ開発と少量生産で使用している。これを不足してしる医療機器の製造に生かす考えだ。