2代目(2000-2006年)
2000年に登場した2代目はエクステリアデザインこそ初代から似たスタイルだったが、特徴的だったミッドシップレイアウトからコンベンショナルなフロントエンジン横置きレイアウトにあらためられた。初代エスティマがエンジニアリング的、自動車ファン的に高い評価だったにもかかわらず、販売的には成功したとはいえなかった反省からだろう。2代目は大ヒットを記録した。
排気量:2400cc トランスミッション:AT
平均燃費:7.0km.ℓ(冬は6km/ℓを下回るときがある)
長所:製品としての品質の高さ。耐久性。
短所:燃費の酷さ。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★★
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「古い車ですが、17年間非常に満足できるクルマです。このクルマの開発時、開発者に迷いがなかったのが感じられます」
3代目(2006-2019年)
3代目はロングセラーモデルとなった。プラットフォームは新MCプラットフォームを採用。3.5ℓV6、2.4ℓ直4、そしてハイブリッドモデルをラインアップした。
排気量:3500cc トランスミッション:AT
平均燃費:7.0km/ℓ(高速7割、一般道3割)
長所:大きさ、使い勝手とも「ちょうど良い」。ニーズ極少・不人気な3.5ℓながら、この速さは魅力的。
短所:リヤのトーションビームはどんなに調教してもイマイチな乗り味。
評価
外観:★★★★★ 天才タマゴの延長線上にあり、今でも通用するデザイン
室内:★★★☆☆ 年代物の設計のためか、狭さはやむを得ず
走行性能:★★★★★ 直線番長ながら、加速力は痛快
燃費性能:★★★★☆ 加速力重視だったので、そもそも期待してなかった
装備:★☆☆☆☆ 設計が古いので、ある意味骨董品のような装備ばかり
満足度:★★★★★ 希望や目的にはピッタリだったので満足感は高い
このクルマの購入を検討している人にひと言
「もう新車では手に入らないものの、この種の車類のなかではダントツに速いので、親父の走る趣味と家族用を兼用するならピッタリなクルマ」
排気量:2362cc トランスミッション:CVT
平均燃費:9.6km/ℓ(市内での移動が9割、たまに高速を使ったロングドライブ(1割))
長所:セカンドシートの使いやすさ(乗降性、広さなど)。デザインのよさ(ワンモーションフォルム)。
短所:運転支援装置(ACC、レーンディパーチャーアラート※ステアリング制御機能付)がついていない。アイドリングストップ機能がない。
評価
外観:★★★★★ ワンモーションフォルム、特にリヤからデザインが〇
室内:★★★★★ セカンドシートの使い勝手は家族からも好評
走行性能:★★★☆☆ 市内はCVTとの相性良く、不満なし
燃費性能:★★★☆☆ 頑張っている方だと思います
装備:★★☆☆☆ 最新の運転支援装置と比べるとイマイチ
満足度:★★★★☆ 使い勝手とデザインは大満足
このクルマの購入を検討している人にひと言
「やはり、ワンモーションフォルムのデザインに魅かれた方は買って間違いなしのクルマです。愛着が持てるクルマです。また、2列目のロングスライドモードは家族にとても好評ですし、長距離移動時の少しの休憩の際も使うと疲れの取れ具合が全く違います。オプションでは、後席モニターを付けることをお勧めします」
排気量:3500cc トランスミッション:AT
平均燃費:8.3km/ℓ(街乗り7割)
長所:スタイリッシュかつ高いユーティリティ。2t近い車重をものともしない3.5ℓ 280ps のトルキーなエンジンと比較的使い勝手の良い四駆システム。意外と見切りの良い車体とごちゃごちゃしておらず、余計な加飾のないシンプルなインパネ。
短所:特に街乗りでの燃費が悪く、高速でも10~12㎞といったところ。やはり室内高はやや低めでレイアウトが苦しい。かなり腰をかがめるので室内モニターに頭をよくぶつける。フロントヘビーなのでもっさり感があり、リヤが落ち着かない。乗り心地も悪い様子。あと全体的にロードノイズが高め。
評価
外観:★★★★☆ 流れるようなベルトラインとキャラクターライン、ルーフ。サイドビューが一番美しい。
室内:★★★☆☆ シンプルで使いやすく、そこそこな高級感もあるが、樹脂系のパネルは安っぽい。
走行性能:★★★★☆ パワーとトルクは車重を考えれば十分。3000rpmを超えるあたりからは良い響きでしっかり加速する。サスと剛性はイマイチで特にリアは挙動が落ち着かない。エアロフィンを下回りに設置したら多少良くなった。
燃費性能:★★☆☆☆ もう少し伸びるかと思っていた。車重と排気量の大きさが災いしてると思う。
装備:★★★★☆ 年式が古いので今時の装備はないが、ACCやFr・サイドモニターもあって満足は出来るレベル。純正のスーパーパノラミックは音が非常によい。に
満足度:★★★★☆ もう10年以上乗っているが手放すほどの不満はない。特にファミリーユース時代には野暮ったさもなく満足度は高かった。走りを楽しむ車ではないので挙動は割り引いてもロードノイズは申し越し頑張って欲しかった。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「基本設計は古いのでしょうが、MC毎に手が入ってそれなりのカバーは出来ていると聞きます。初代からそのままずっと乗っていますがファミリーユース層でもっさり感の少ない気持ち良く回るICEが好きな人には選択肢の一つになると思います。社外品も多く手の入れやすい車なのもセリングポイントと思いますが、最終型のフェィスは好きになれません。。。」
排気量:2500cc トランスミッション:CVT
平均燃費:10.0km/ℓ
長所:CVTの滑らかな走り。
短所:燃費はあまり良くない。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「値段も手ごろで外観・使い勝手も良く短所がない」
排気量:2400cc トランスミッション:CVT
平均燃費:10.0km/ℓ
長所:3列目が格納でき、2列目の居住性と荷室の収容力のバランスが良い。ミニバンなのに乗用車のようなシートポジションで運転し易い。高速走行時に横風にあおられにくい。
短所:アイドリングストップ等の燃費向上機能が無い。高速走行時に前席ドアとスライドドアの間で、割と大きな風切り音がする。リヤのオートエアコンを選択する際に、寒冷地仕様にしないと選択できない。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★☆
装備:★★☆☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「コスパが良いのでオススメです」
長く乗り続けているオーナーが多いのがエスティマの特徴。エスティマに対する深い愛情が感じられるコメントが多かった。燃費や装備に不満があるのは、デビューから長い時間が経っているモデルだから。それでも、全体の満足度が4.5というところに「愛情」が窺える。初代から受け継がれた独特かつ美しいワンモーションフォルムも高評価の理由のひとつだ。
ユーザーの平均評価
外観:4.8
室内:4.0
走行性能:4.0
燃費性能:3.2
装備:2.5
満足度:4.5