ところが、今年に入って、岐阜県の船伏山トンネル入り口、三重県紀宝町の紀宝トンネル、さらには首都高東京港トンネル等々、全国から頻繁に、目撃情報が舞い込んできているのだ。まさか、「高速道路(自動車専用道路)」の次の穴場が「トンネル」だとでもいうのだろうか。
ご存知のとおり、トンネルというのは一般に道幅も狭く、視界も悪い危険ポイント。入口ならともかく、途中や出口にいきなり移動オービスが現れたとしたら、フツーのドライバーにはまず、冷静に対処することなどできないだろう。例え制限速度を超過していなくても、急ブレーキを踏んだり、とっさにカメラの画角から逃れようと無意識にハンドルを切ったり、最悪、事故につながる可能性が高いことは言うまでもない。もちろん、危険であることがゆえに危険な事故につながりやすいスピード違反を取り締まるという意図はわからないでもないが、それなら、入り口で注意を喚起すれば済む話。高速道路も同様、「危険だから取り締まる」のではなく、「捕まえやすいから取り締まる」ととられてもしょうがないのではないだろうか?
何度も言うが、「移動オービス」は高齢者と子供などの、いわゆる「交通弱者」を守るために、生活道路を中心とする取り締まりに使うはずではなかったんですかね??
というわけで、参考までに現時点で当情報局が入手した目撃例の一部を掲載しておくので、くれぐれも不当な取り締まりに遭わないように、安全運転に努めてほしい。