REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
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カロッツェリアは昨年からドライブレコーダーのラインナップを強化しており、クルマや好みに合わせて自分にピッタリの1台が選べる。そんな中でもオススメしたい1台が「VREC-DS500DC」だ。
上の写真を見てわかるようにディスプレイ搭載の本体と2台の小型カメラを組み合わせた3ピース構成のセパレート型。これにより本体はダッシュボードの好きな位置に装着ができ、フロントカメラはフロントガラスのルームミラー裏スペース、防水・防塵設計のリヤカメラはリヤガラス内側だけでなく車外にも取り付けられる。リヤガラスが無いオープンカーやピックアップトラックにも対応できるわけだ。
各種の設定は大型の3インチディスプレイと右側面の4つの操作キーで行える。表示が読み取りやすいうえに画面の右端につねに操作キーの役割がアイコンで示されているため、初心者でも迷うことなく扱えるだろう。
フロントカメラ、リヤカメラのどちらも搭載されているのはSTARVISを採用した200万画素CMOSセンサーで、フルHD画質による映像記録が行える。しかもパイオニア独自の「ナイトサイト」技術によって従来の100分の1以下の光量でも撮影が可能だ。
画質は上の写真を見てもらえばわかるように、前後カメラともに昼夜を問わず明るく鮮明な映像記録を実現。周囲を走行する車両のナンバープレートも読み取れる。フルHD仕様のモデルとしてはトップクラスのクオリティと言っていいだろう。WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能により、トンネルの出入口や逆光などで発生する明暗差の自動補正も行う。
また、本体側面の操作キーを押せばいつでもリヤカメラの映像を画面に表示し、車庫入れ時にバックカメラ代わりに使用したり、荷物を満載した際にルームミラー代わりに使用できのも便利だ。
本体内にはバッテリーを内蔵するため、オプションを追加することなく駐車監視機能が利用できるのも嬉しい。駐車中に振動や衝撃を検知すると30秒間の録画を自動的に開始し、なんと最大30日間の動作が行える。
記録映像の再生は本体画面のほかパソコンでも行える。無料のWindows向け専用ビュワーソフト「Driving Viewer」では車両前後映像の同時表示とともに記録場所の地図やGセンサー情報をチェックできる。カレンダー表示から見たいファイルを素早く探せるなど操作性も抜群だ。
■GPS:搭載
■Gセンサー:搭載
■ディスプレイサイズ:3インチ
■最大記録解像度:フロントカメラ、リヤカメラとも1920×1080(フルHD)
■最大記録画角:フロントカメラ、リヤカメラとも水平120°/垂直64°/対角142°