この新型A3の技術的なハイライトについては、詳細をまた別でレポートするが、今回はまず、気になる、新旧サイズ比較をしてみよう。
新型A3、ゴルフ8ともに、プラットフォーム(技術基盤)は、VWグループのエンジン横置きエンジンのモジュラー・プラットフォームであるMQBを使う。もっといえば、現行A3も現行ゴルフ7もMQBだから、どちらも先代のリファイン版という位置づけでもある。
並べてみよう。
ボディサイズは
新型アウディA3 スポーツバック
全長×全幅×全高:4340mm×1820mm×1430mm
ホイールベース:2640mm
と発表されている。とはいっても、「4.34m、1.82m、1.43m」というやや大雑把な数字だから、詳細は別かもしれない。
ちなみに、現行のドイツ本国でのボディ寸法は
現行アウディA3 スポーツバック
全長×全幅×全高:4241mm×1777mm×1424mm
ホイールベース:2602mm
となっている。
ここでは、日本仕様のボディサイズで比較してみよう。
現行アウディA3 スポーツバック日本仕様
全長×全幅×全高:4225mm×1785mm×1450mm
ホイールベース:2635mm
つまり、新型は全長が115mm長く、全幅が35mm幅広く、全高が20mm低くなっている。
ホイールベースは5mm、現行モデルより長い。
端的にいって、新型の方がのびやかでスポーティに見えるのは当然だ。
次は正面視である。
次はインテリアを見てみよう。
今度は、アウディA3の兄弟であり、常に強力なライバルになるVWゴルフの最新モデルであるゴルフ8と比べてみよう。前述した通り、両車ともに技術基盤は同じMQBである。
新型アウディA3スポーツバック
全長×全幅×全高:4340mm×1820mm×1430mm
ホイールベース:2640mm
VWゴルフ8
全長×全幅×全高:4284×1789×1456mm
ホイールベース:2636mm
である。A3スポーツバックは、「スポーツバック」を名乗るだけあって、リヤのオーバーハングがやや長い(ので、荷室も広い)。サイズも、全長で56mm、アウディA3スポーツバックが長い。全幅もA3の方が31mm広く、全高も26mm低くなっているから、やはり新型アウディA3スポーツバックの方が長くワイドで低いプロポーションだ。
現行アウディA3スポーツバックとVWゴルフ7の立ち位置と大きく変わらないだろうが、外観からみると、アウディA3スポーツバックは現行より、よりプレミアム方向へ進化したようにも見える。