「ドライバー見守り車載センサー」を既存の車両に取り付け、車両の走行状態とドライバーの運転集中度の両面から安全運転をサポートするサービスで、2018年4月よりサービスを開始。
社会の高齢化に伴い、高齢ドライバーの交通事故防止対策は喫緊の課題となっている。現在、70歳以上の高齢ドライバーの免許更新時に実車指導を含めた高齢者講習が実施されている。実車指導では、運転中に同乗する教官からの指導と、運転後にドライブレコーダーの映像をもとにした事後指導が実施されるが、今後より多くの受講者に効率的に対応するため機械化の導入や、指導の効果を高めるための取り組みが求められている。
本システムは、OSSの「DriveKarte」と、多田准教授の開発した運転技能評価、通知システムを組み合わせることにより、運転中にリアルタイムでドライバーへのフィードバックを可能にした。多田准教授の開発した運転技能評価、通知システムは、指導員の安全運転知識をデータベース化し、ドライバーの技能を自動評価できるようにしたもの。実験により、機械によるリアルタイムでの運転評価、通知が、高齢ドライバーの運転技能向上の指導に有効であることが確認されている※。人による指導に加えて、機械による客観的な一定の判定による指導を行うことで、高齢ドライバーへの指導力の向上が期待できる。