日立オートモティブシステムズアメリカズは、車載センサーとエッジプロセッシング技術を使用して、道路のくぼみや路面上の障害物を検出し、それらの情報を処理してクラウドに送信する。このデータは、トムトムのクラウドベースの融合エンジンに転送され、現在、業界をリードするトラフィックデータサービスであるTomTom Traffic(トムトムトラフィック)に活用されています。TomTom Trafficでトラフィックデータを配信するのと同じ方法でトムトムのコネクテッドサービスを実装するすべてのナビゲーションおよびADASアプリケーションに検出した路面情報を送信し、ドライバーがより短い時間とより少ないストレスで、より安全に走行するための、最適な意思決定を支援する。
日立オートモティブシステムズアメリカズのデザインエンジニアリングSVPであるジョン・ナンネリー氏(John Nunneley)は次のようにコメントしている。「スマートシティのエコシステムの構築をトムトムとともに支援できることを喜ばしく思います。このスマートナビゲーションソリューションにより、車両が路面状態のデータをリアルタイムで検出し、他の車両や自治体に対して提供して活用できるようになり、遅延を最小限に抑え、安全性を高め、そして修復します」
トムトムのトラフィック&トラベルインフォメーション部門責任者のラルフピーター・シェイファー氏(Ralf-Peter Schaefer)は次のように述べている。「ナビゲーションと自動運転向けの革新的なリアルタイムハザードサービスを開発することで、より安全で混雑の少ない環境をもたらすことができます。これはまさにトムトムが目指しているものです。トムトムのトラフィックデータとモビリティを向上させるためには、先見性のある企業と連携することが不可欠であり、このたび日立オートモティブシステムズアメリカズと協業できることを大変喜ばしく思います」
日立オートモティブシステムズアメリカズは、日立オートモティブシステムズのオンボードアプリケーションやサードパーティアプリケーションと連携する、自動運転向けコネクテッドECU(電子制御ユニット)プラットフォームの提供を目指している。このプラットフォームが、よりスケーラブルで安全かつ信頼性の高いコネクテッドサービスを企業とエンドユーザーの両方に提供するための重要なイネーブラーとなることを目標としている。