REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
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スタイリッシュなデザインの本体に小型のリアカメラを組み合わせた2ピース構成。両ユニットともに付属ブラケットでガラス面にしっかりと取付けられ、クルマに合わせた角度調整が簡単に行える。
フロントカメラもリアカメラも基本的なスペックは共通。約210万画素CMOSセンサーを搭載しており、映像記録はフルHD(解像度1920×1080)画質で行える。しかも業界トップレベルの明るさを誇るF1.8レンズや、逆光時などに明暗差を自動補正するHDR機能も搭載。
また、フロントカメラは撮影画角を水平122°/垂直63°/対角150°としており、これは従来型であるDRV-MR740の水平100°/垂直52°/対角111°に比べるとより広範囲をカバー。横方向から飛び出してくる歩行者や自転車、車両真上の信号機も捉えやすい。
そしてリアカメラについては新開発の「スモークシースルー」機能を搭載し、プライバシーガラスやスモークフィルム越しでもガラスの色の濃さに影響を受けず、明るく鮮明な撮影が可能だ。色の濃さに応じて3段階の調整を初期設定で行える。
記録映像の画質は下の写真を見てのようにフルHD機としてはトップレベルの実力を誇る。すみずみまで鮮明でコントラストが高く、昼夜を問わずクッキリ。改良が施されたリヤカメラについてはプライバシーガラスの影響をまったく感じさせずクリアだ。
このほか独自の技術を用いた運転支援機能が充実。車間距離が詰まって前方車両に近づきすぎたときには「前方衝突警告」、赤信号からの発進が遅れたときには「発進遅れ警告」、車線をはみ出して走行(60km/h以上)を続けたときには「車線逸脱警告」を行う。
オプションの車載電源ケーブルを接続していれば駐車中でも衝撃や動体を検知して自動的に映像記録を開始する「駐車監視録画」機能が利用でき、車上荒らしやボディへのいたずらなどに対して非常に効果的だ。
操作性に優れているのも特徴で、本体側面に設けられた大型の操作キーと背面の2.7型ディスプレイによって快適に設定作業が行える。初めてドライブレコーダーを所有する人でも簡単に扱えるだろう。
■GPS:搭載
■Gセンサー:搭載
■ディスプレイサイズ:2.7型
■最大記録解像度:フロントカメラ、リヤカメラとも1920×1080(フルHD)
■最大記録画角:フロントカメラ水平約122°/垂直約63°/対角約150°・リアカメラ水平約100°/垂直約52°/対角約111°