昨今の主流のジャンルは車載映像と共に地声で喋ってるオンボードDJ系?が圧倒的に多いようだ。ライダーが主役なので、ヘルメットをかぶったままでOKだったり、声もボイスチェンジャーで変えてみたりと、プライバシー面が重視されているのも、モトブロガーが増えてきている理由かもしれない。
で! 今回、12月21日に発売されたばかりのトライアンフ、コネクティビティシステムの出番である。YOUTUBE動画を撮影しようとすると、毎度の機材のセッティングや、振動・防水対策をしたりと大変な面が多いんだけれど、このコネクティビティシステムならばそんな煩わしさが一切ないというのだ。「新MY TRIUMPHコネクティビティシステム」はモーターサイクルでは世界初となる車両内蔵型のGoProコントロールシステム。ライダーは自分のGoProをこのシステムに接続することでTFT液晶のメーターパネル上にカメラの状態をシンプルなグラフィックアイコンとして表示、ハンドル左手側に配置されるスイッチキューブで撮影モードの変更や動画の撮影開始、停止、バッテリー残量確認などを行うことができるようになる。
もちろん、YOUTUBE以外にも、仲間とのツーリングの記録なんかも気軽に撮影可能! あとはGoProを用意するだけで、バイクライフが一層充実してくれるはずだ。
実はこの「新MY TRIUMPHコネクティビティシステム」の機能はそれだけじゃない。プレミアムモーターサイクルメーカーとして初めてあのGoogleとパートナーシップを結び、ターンバイターン方式のナビシステムをTFT液晶のメーターパネルに表示させるができるようになったのである。これは新しくなったスマホアプリ「MY TRIUMPH」をBluetooth経由で接続することで可能になる機能で、アプリで最大21の目的地をルート上に設定、メーターパネル上の直感的にわかりやすい方向指示アイコンにしたがってGoogleのナビゲーションを受けられる。
なお、このアプリでは走行したルートの記録や走行サマリーをツーリング仲間と共有したり、オドメーター、平均燃料消費量、次回点検整備までの時間/距離などをリマインドする機能がある。また、Bluetoothヘッドセットを持っているなら通話(及びSMS)の発信・着信や、ミュージックプレイヤーの再生停止操作などもスイッチキューブで行うことができる。
なお、このシステムと互換性があるのはGoPro Hero 5およびHero 5 Session以降のモデルとなる。対応するのはScrambler 1200 XC、Scrambler 1200 XE、Rocket 3Rの3機種で、すでに車両を所有しているオーナーはトライアンフ正規販売店で「MY TRIUMPHコネクティビティモジュー ル」の取り付けおよびシステムソフトウェアのインストールを行う必要がある。装着用キットはScrambler1200用が4,180円(税込)、 Rocket3用が1,650円(税込)となり取り付けの所要時間はおよそ60分とのこと。それ以外のTFT液晶ディスプレイ搭載TRIUMPH用キットは2020年以降順次発売していく予定だ。