・月間登録台数 NO DATA


・現行型発表 14年5月(グレード追加 19年2月)


・JC08モード燃費 10.4㎞/ℓ ※2.0ℓ車




REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)


PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)


MODEL●住吉 史衣(SUMIYOSHI Fumie)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

2014年にデビューした現行モデルは、それまでの縦置きFRベースからFF乗用車系のメカニズムにスイッチすると同時に「チェロキーは四角い」というイメージから脱却。7スリットのフロントグリルなどでジープを主張しつつ、ソフトな雰囲気になった。

■主要諸元 LIMITED


全長×全幅×全高(㎜) 4665×1860×1725


室内長×室内幅×室内高(㎜) ―


ホイールベース(㎜) 2720


トレッド(㎜) 前/後 1580/1585


最低地上高(㎜) 205


車両重量(㎏) 1840


エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ


総排気量(㏄) 1995


最高出力(kW[㎰]/r pm) 200[272]/5250


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 400[40.8]/3000


燃料タンク容量(ℓ) 60(レギュラー)


トランスミッション形式 9速AT


駆動方式 4WD


タイヤ・サイズ 225/55R18


最小回転半径(m) 5.8


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 10.4


車両本体価格 488万円

先進安全装置

自動ブレーキ付きの前面衝突警報は、車両などに急接近するとまずはドライバーに光と音で警告。最終的にブレーキを掛けて減速するが、衝突を回避できるまでの急減速はしない。クルーズコントロールは停止保持機能付き。

撮影車両データ

ボディカラー:グラナイトクリスタルメタリック


オプション装備:プレミアムフロアマット(3万5200円)

ボディカラー

※は5万5000円高。 ☆は「LONGITUDE」と「LIMITED」専用色。 ★は「TRAILHAWK」専用色。

居住性

〈後席〉シート高:750㎜
〈前席〉助手席シート高:735㎜


インパネやフロアに対して高い前席の着座位置がオフローダーの血筋を主張。レザーシートは「LIMITED」に標準装備だ。自慢は、全長4.6m級の欧州ライバル勢に対して足元の広さでリードする後席。最大6度の左右独立リクライニングでゆったりできる。

ナビが組み込まれた8.4インチのタッチパネルディスプレイは全グレードに標準装備。駐車ブレーキは電動式で、「LIMITED」や「TRAILHAWK」にはメーター内に7インチフルカラーのディスプレイが組み込まれるなど先進的な印象だ。

うれしい装備

2列シートのSUVとしては珍しい後席のスライド機能が便利。荷室を拡大するために前方へ出しても大人が座れる足元スペースは残る。

走行モードは5パターンから選択できる。4WDモデルはセンターデフをロックするローレンジまで備えるのはさすがオフロードブランド。

車両後方の様子を映すモニターには、ステアリング操作連動の進路予測線も表示可能。車両後方の死角にある障害物も教えてくれる。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:850㎜
〈後席格納時〉高さ:730㎜ 幅:990㎜ 奥行き:1760㎜


効率良く折り畳まれるリヤシートに注目。格納方法は背もたれを前に倒すだけだが、連動して座面が沈み込む設計になっているから床が低くなるのだ。手軽な格納方法なのに床面がフラットとなるのも素晴らしい。リヤシートは約150㎜のスライドもできるので、後席を折り畳まなくても荷室奥行きを約1mまで拡大できるのも見逃せない。

バイヤーズガイド

LIMITED

TRAILHAWK

ジープの真骨頂である「TRAILHAWK」もあるが、チェロキーにはそこまで求めないので、上級仕様の「LIMITED」を選ぶ。「LONGITUDE」でも大きな不満はないとはいえ、やっぱりあの独特のにおいのするレザーシートは欲しい。

2019年の2月末から新グレードとして追加されたのが「LONGITUDE」と「TRAILHAWK」。後者はより強靭な4WDシステムやサスペンションを組み合わせる。エンジンは「LONGITUDE」だけが2.4ℓ自然吸気で、ほかは2.0ℓターボ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈ジープ・チェロキー〉都会派ジープの象徴的存在【ひと目でわかる最新SUVの魅力】