月間登録台数:NO DATA


現行型発表:17年9月


JC08モード燃費:15.6km/ℓ ※「40 TDI quattro」系




REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)


PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)


MODEL●住吉 史衣(SUMIYOSHI Fumie)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

車格はいわゆる「Dセグメント」で、ライバルはメルセデス・ベンツGLCやBMW・X3など。その中でQ5は、鋭いキャラクターラインが強調するフェンダーの張り出しなどで力強さを強調する。撮影車両は「sport」で前後バンパーなどがスポーティテイストだ。

主用諸元 40 TDI quattro sport


全長×全幅×全高(㎜):4685×1900×1640


室内長×室内幅×室内高(㎜):―


ホイールベース(㎜):2825


トレッド(㎜) 前/後:1620/1610


最低地上高(㎜):160


車両重量(㎏):1920


エンジン種類:直列4気筒DOHCディーゼルターボ


総排気量(㏄):1968


最高出力(kW[㎰]/rpm):140[190]/3800-4200


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):400[40.8]/1750-3000


燃料タンク容量(ℓ):70(軽油)


トランスミッション形式:7速DCT


駆動方式:4WD


タイヤ・サイズ:255/45R20


最小回転半径(m):5.5


JC08モード燃費(㎞/ℓ):15.6


車両本体価格:670万円

先進安全装備

特徴的なのは「トラフィックジャムアシスト」と呼ぶ運転支援機能。65㎞/h未満の渋滞時に、車線から逸脱しないようにステアリング操作をサポートして先行車に追従走行ができる。完全停止時は自動で停止保持もする。

ボディカラー

メーターはフル液晶で、表示を切り替えることで地図をほぼ全面に映し出せるのもアウディらしい仕掛け。シフトセレクターは電子式で、ノブの形状はその奥にあるタッチパッド操作時にパームレストとして機能する形状だ。

居住性

後席:シート高740㎜
前席:助手席シート高755㎜


前席は標準タイプと保持性能を高めたスポーツタイプの2種類あり、撮影車両は後者。まるでスポーツカーのような着座感だ。後席は大人がくつろげる十分な広さがあり、サイズが大きく疲れにくいのも魅力。左右独立で2段階のリクライニングも可能だ。

ラゲッジルーム

通常時:奥行き950㎜
後席格納時:奥行き1800㎜ 高さ790㎜ 幅1050㎜


大きなポイントは3つ。ひとつは通常時でも床の奥行きがたっぷり確保されている上にトノカバーまでの天地高が高いから空間が広いこと。容量は550ℓある。ふたつめは、ホイールハウスの張り出しが小さいから実寸以上に実用性が高いこと。そして3つめは後席が4対2対4の3分割なのでフレキシブルにアレンジできることだ。

うれしい装備

電動テールゲートは、足の動きを合図に作動するから両手が塞がっていてもOKなハンズフリー機能を搭載。すべてのグレードに標準装備。

ナビ画面はタッチパネルではない。操作は「MMIコントローラー」と呼ぶ、シフトレバーの前方に設置したタッチパッドで行なう。

ディスプレイには車両の傾きなども表示可能だ。走行モードはオートやコンフォート、ダイナミックのほか、オフロードも用意。

バイヤーズガイド

ディーゼルターボとガソリン直4ターボには標準タイプの「quattro」とスポーティ仕様の「quattro sport」を用意。後者はダイナミックなバンパーなどスポーティな内外装となる。「SQ5」は高出力エンジンを積んだスポーツグレードだ。

SQ5

ガソリンの「45TFSI」が高性能タイプで、ディーゼルの「40TDI」を入門モデルと位置付けるのがQ5の特徴。コスパが良いのは断然「TDI」だが、Q5のそれは車外でかなり勇ましいので好みが分かれそう。自分の耳で要確認。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈アウディQ5〉王者BMW X3と渡り合う世界的な人気モデル【ひと目でわかる最新SUVの魅力】