・月間登録台数:2746台(19年5月〜10月平均値)


・現行型発表:18年6月(一部改良 19年6月)


・JC08モード燃費:18.6km/ℓ ※「Advance」




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEL●林 あやの(HAYASHI Ayano)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

全長:4625㎜ 最小回転半径:5.4m

全幅:1815㎜ 全高:1730㎜ ミラー・トゥ・ミラー:2075㎜
開口高:725㎜


オレンジのアクセントが入るのは撮影車「XBREAK」グレードの特徴。また、17インチのオールシーズンタイヤを履いているのも、このグレードのみで、他のグレードは17、18インチのサマータイヤを標準装着する。

■主用諸元 X-BREAK


全長×全幅×全高(㎜):4625×1815×1730


室内長×室内幅×室内高(㎜):2110×1545×1270


ホイールベース(㎜):2670


トレッド(㎜) 前/後:1565/1570


最低地上高(㎜):220


車両重量(㎏):1540


エンジン種類:水平対向4気筒DOHC


総排気量(㏄):2498


最高出力(kW[㎰]/rpm):136[184]/5800


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):239[24.4]/4400


燃料タンク容量(ℓ):63(レギュラー)


トランスミッション形式:CVT


駆動方式:4WD


タイヤ・サイズ:225/60R17


最小回転半径(m):5.4


JC08モード燃費(㎞/ℓ):14.4


車両本体価格:297万円

先進安全装備

前方の監視センサーはステレオカメラを用いる伝統的なシステムで、対車両では速度差50㎞/hであれば衝突回避が期待できる。また、後側方のセンサーとしてミリ波レーダーを用いるシステムを一部グレードに標準装備する。

撮影車両データ

ボディカラー:マグネタイトグレー・メタリック


オプション装備:キーレスアクセス&プッシュスタート/運転席&助手席8ウェイパワーシート/パワーリヤゲート/他

ボディーカラー

乗降性

前席:ステップ高:430㎜ 助手席シート高:580㎜
後席:ステップ高:450㎜ シート高:710㎜


数値で見るとシートは高めだが、前後とも開口部が大きいこともあって乗降性は良好。特に後席はドアが大きく開くこともあり、チャイルドシートに子どもを乗せるようなシチュエーションでも狭さは感じないだろう。

インパネ

ノーズ先端は視認しづらいが、メーカーオプションのフロントビューモニターの映像がインパネ上の6.3インチディスプレイに表示されるので確認は容易だ。レッドオレンジの加飾パネルや各部に施されたオレンジステッチは「X-BREAK」グレードだけの演出。専用デザインのナビはディーラーオプションとして用意する。

前席



座面の前後長が十分で、身体をしっかりと支えてくれるシート。前席の電動調整機構はリバース連動ドアミラーなどとセットのメーカーオプション。運転席にはドアミラーも含めたポジションメモリー機能が備わる。

後席



フロント同様ゆったりとした座面で長時間座っていられるシートに仕上がる。中央部にはアームレストを内蔵するが、フロアもフラットで足元スペースも広く、中央席は決してエマージェンシー的ではない。

ラゲッジルーム

通常時:奥行き910㎜
後席格納時:高さ810㎜ 奥行き1860㎜ 幅1100㎜


ラゲッジ容積は520ℓ、最大幅の場所では1575㎜もあり、ゴルフバッグも横に搭載できるほど広い。6対4分割の後席を格納するとフラットなフロアになることもあり、大物を積みやすい。「X-BREAK」にはテールゲート内側にリヤゲートランプがあり、夜間に荷物を出し入れする際に役立つのはうれしい。

うれしい装備

「X-BREAK」には、アウトドアレジャーを考慮した撥水カーゴフロアを採用。シルバーのラゲッジスムーザーも備わり、力を入れなくても重い荷物を奥まで押しやすくなっている。

後席の開口部が広くフラットになっているためルーフレールにアクセスする際のステップとして活用できるほか、後席の乗りやすさにもつながっている。

サンバイザーは延長できる仕組みで、サイドウインドウからの西日などを防ぐのに役立つ。このエクステンション付きサンバイザーは全車に標準装備だ。

後席左右のシートヒーターは全車に標準装備。USB電源も2個用意され、後席の乗員はスマートフォンやタブレットを充電しながら利用することができる。

冬の朝などにありがたく感じるステアリングヒーターは全車に標準装備。手元にスイッチがあるので冷たいと思ったら、すぐオンにできる。

深雪や泥といった悪コンディションでの走破性を上げる「X-MODE」はふたつのモードを用意。大きなダイヤルをひねるだけで切り替えできる。

シートバックポケットは左右とも大中小と3つを用意する。スマートフォン、タブレット、そして雑誌などをそれぞれ収納しておくことができて便利だ。

パワーリヤゲートは、全グレードにメーカーオプションとして設定されている。停止位置をメモリーでき、ガレージなどで天井にぶつけずに済むのはうれしい。

〈ENGINE〉高速走行が得意な2.5ℓエンジン

2.5ℓガソリン直噴と2.0ℓe-BOXERの2種類の水平対向エンジンが設定される。燃費では後者が有利に思えるが、WLTCの高速道路モードを見るとe-BOXERの16.0㎞/ℓに対して2.5ℓエンジンは16.4㎞/ℓとわずかだが優れている。高速移動が多いのなら2.5ℓもありだ。

〈TOPICS〉ドライバーの顔を認識して安全運転支援

「Advance」に標準装備となる「ドライバーモニタリングシステム」は、走行中に一定時間以上目を閉じていたり、顔の向きを前方から大きく外したりするなど、ドライバーの眠気や不注意を警報や警告表示で注意喚起してくれる。

バイヤーズガイド

Touring

Premium

X-BREAK

アウトドアスポーツなら何でも手を出すボクのライフスタイルなら、欲しいものがたいてい付いている「X-BRAKE」一択、と言いたいところだが、「Advance」の加速応答と燃費の良さも魅力的。WLTCモード燃費は2.5ℓ車に見劣りする項目もあるが、実路では上回ることが多い。これで燃料タンク容量が同じなら……。

3タイプの2.5ℓエンジン車と1タイプのハイブリッド車、いずれも4WDだけの設定となる。「Advance」にはドライバーの顔を見分けてシートポジションなどを自動調整する「ドライバーモニタリングシステム」が装備されているのが特徴。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈スバル・フォレスター〉アウトドア派必見の使い勝手と装備が満載【ひと目でわかる最新SUVの魅力】