11月は2019年が26日、2018年が25日だから、DSRで比較すると2019年11月はプラス13.4%という結果になった。いずれにせよ、前年同月比でプラス、ということである。
今度は、「Year-To-Date」という項目を見てみよう。これは1月1日から11月末までの販売台数を示している。マツダの北米での11月までの「Year-To-Date」は、25万2061台で前年比マイナス8.2%となっている。
前年同月比だと
CX-3:プラス67.4%
CX-5:プラス29.9%
CX-9:プラス25.3%
となっている。
11月のデータからはCX-30が登場した。11月の販売台数は31台だった。12月以降は前年まで存在しなかったCX-30の販売台数が上積みされる。12月のセールスデータにも注目だ(もちろん、1-12月のセールスも発表される)。
MAZDA3は11月に3579台を売ったが、前年同月比ではマイナス9.9%にとどまっている。MAZDA6は同マイナス23.7%の1514台だった。
MAZDA3については、販売台数では苦戦が続いているが、2020年モデルから対策を実施するとしている。
マツダの決算資料からもわかるように、新型MAZDA3は、AWDの導入によって価格カバレッジが拡大している一方で、量販価格帯で苦戦していることがわかる。旧型ではあった1万8000ドル以下のグレードがなくなったことによる販売台数減が響いているようだ。
2019年11月の北米マツダの販売台数を多い順に掲載しておこう。
CX-5:1万4139台
MAZDA3:3579台
CX-9:2988台
CX-3:1654台
MAZDA6:1514台
MX-5 Miata:469台
CX-30:31台
ちなみに、Mazda Motor de Mexico(メキシコ)での11月のセールスは前年同月比プラス3.8%の6194台、1-11月も前年同期比プラス4.1%の5万4175台だった。