しかし、Cを頭文字に持つ車名をひたすら思い出していたところ、どうにもSで始まる車名も多い気がしてきたのだ。
そもそもCとSは発音がカブるところがある。例えばセリカの綴りはCELICAだが、セリカを日本語と見なしてヘボン式ローマ字で表記すればSERIKAとなる。
だから日本人である私が「この車名もCで始まるかな」と思って調べてみると、実際にはSで始まる車名だった、ということが少なくなかったのだ。
というわけで、思い出せたSで始まるトヨタ車のネーミングを列記してみよう。
SA ※正式名はトヨペット・モデルSA
SUPRA(スープラ)
SUCCEED(サクシード)
SEQUOIA(セコイア)
SIENA(シエナ)
STOUT(スタウト)
SPORTS 800(スポーツ800)
SPACIO(スパシオ)※正式名はカローラ・スパシオ
STARLET(スターレット)
SOARER(ソアラ)
SERA(セラ)
SCEPTER(セプター)
SOLUNA(ソルーナ)
SOLARA(ソラーラ)※正式名はカムリ・ソラーラ
SPARKY(スパーキー)
SCION(サイオン)※北米で展開していたブランド名
SETTE(セッテ)※正式名はパッソ・セッテ
SAI(サイ)
SPADE(スペイド)
なんと、19種類もあったのだ! サイオンなんかはブランド名だし、カローラ・スパシオとかパッソ・セッテとか、車名と言うには微妙なものもあるけれど「車名に使われている『単語』」と解釈すれば問題なし、と考えた。
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いずれにせよ、19種類とは予想以上だった。なにしろCで始まる車名は25種類だったのだから、二大勢力と言ってもいい。Cはけっこう話題になるのに、Sはそれほど取り沙汰されないのがちょっと不思議である。
Cで始まる車名は、どちらかというと主力モデルに付けられるのに対し、Sで始まる車名は、比較的スポーティだったり、若者向けのモデルに付けられていることが多いようにも見受けられるが、本当のところはわからない。
ともあれ、今度トヨタの人に会ったらSで始まる車名が多い理由を聞いてみよう。たぶんCのときと同様、今回も明快な答えはもらえないと思うけれど……。