また、ジヤトコ蘇州はグローバルにおける最新工場として、ジヤトコグローバル最新の標準設備、標準作業を導入し、ジヤトコの主力商品である中・大型車用CVT「Jatco CVT8」を生産する。なお、資本金は64億円、生産能力は年間48万台、従業員数は約700人規模である。ジヤトコ広州と合わせると中国で年間約160万台の供給が可能となり、中国市場を支える重要な生産工場のひとつとなる。
ジヤトコの中塚晃章社長は、「依然拡大を続ける中国の2ペダルマーケットで、卓越した燃費効率と滑らかな走りを両立させたCVT技術が中国市場で認められ、第二の工場を稼働できたことをうれしく思います。これからも、ジヤトコグループの成長にとって重要な戦略市場において、自社の技術的強みを活かしながら、中国自動車産業とモビリティの発展のために貢献していきます」と述べた。また、ジヤトコ蘇州の斎藤寿総経理は、「ジヤトコ蘇州は、ジヤトコ広州を含むグローバルジヤトコの素晴らしいCVT生産技術と中国での経験をベースに、グループの力を結集してつくり上げた若い工場です。社員一丸となって、中国のお客さまに、高品質、高性能のCVTを一台でも多くお届けしたいと考えています」と述べた。