図版解説●安藤 眞(ANDO Makoto)/編集部
※本稿は2019年10月発売の「新型カローラのすべて」に掲載されたものを転載したものです。
どれも魅力的なデザインとサイズの異なる3つのボディ
エンジンと乗員の位置を下げ、低重心と居住性を向上
3ナンバーでも許容できるサイズ設定
スタイリッシュでも良好な視界
フェンダー加工でトレッド拡大
後席の乗降性はワゴンが有利
後席はドアの開口角が小さく、大柄な人には乗降性はギリギリ。特にルーフが後ろ下がりになっているセダン(左写真)は、身長175㎝あたりから頭の動線にも気を遣う必要がある。ワゴン(右写真)は実測約2㎝高く、180㎝ぐらいまでなら許容できる。
新プラットフォームの採用で強化された骨格
国内仕様のために外板のほとんどを専用設計
生産技術と生産工場の協力で狭くなった全幅に対応
室内のトリム類も国内向けの専用設計
高強度部材を効果的に配置
ドアミラーさえもつくり変え日本の環境にアジャスト
薄型レンジの鉄対策にも工夫がこらされる
各部の吸遮音対策により静粛性が高められた
グリルシャッターの採用でバイブリッドの性能を向上
車体下面にも徹底した空力対策が施される
THSⅡ 1.8ℓハイブリッドシステムで走りと好燃費を両立
■エンジン型式2ZR-FXE
種類・気筒数:1797
種類・気筒数:直列4気筒+モーター
弁機構:DOHC16バルブ
ボア×ストローク(㎜):80.5×88.3
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):72[98]/5200
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):142[14.5]/3600
使用燃料:レギュラー
燃料タンク容量(ℓ):43
モーター最高出力(kW[㎰]):53[72]
モーター最大トルク(Nm[㎏m]):163[16.6]
リヤモーター最高出力(kW[㎰]):5.3[7.2]
リヤモーター最大トルク(Nm[㎏m]):55[5.6]
1.8ℓ4気筒自然吸気エンジン
■エンジン型式2ZR-FAE
排気量(㏄):1797
種類・気筒数:直列4気筒
弁機構:DOHC16バルブ
ボア×ストローク(㎜):80.5×88.3
最高出力(kW[㎰]/rpm):103[140]/6200
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):170[17.3]/3900
使用燃料:レギュラー
燃料タンク容量(ℓ):50
スポーティな走りの1.2ℓターボ
■エンジン型式8NR-FTS
排気量(㏄):1196
種類・気筒数:直列4気筒
弁機構:DOHC16バルブ直噴ターボ
ボア×ストローク(㎜):71.5×74.5
最高出力(kW[㎰]/rpm):85[116]/5200-5600
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):185[18.9]/1500-4000
使用燃料:レギュラー
燃料タンク容量(ℓ):50
気持ち良いシフトチェンジを提供するi-MT
プラットフォームの進化に合わせてサスも進化
視覚情報に注目したサスセッティング
車両挙動と感覚の整合で操舵応答性をチューニング
ステアリングフィールも緻密にセッティング
数値に現れない領域の減衰力も新開発オイルで制御
凍りついたウインドウも素早く溶かして、すぐ発進!
「霜取りウォッシャー」をディーラーオプションに設定。前回走行時に温めたウォッシャー液を魔法瓶構造で保温し、次回使用時の昇温を早めたのがミソ。プラットフォーム上の既存穴を利用して取り付けるため、今後は他車型にも展開を図る予定とのことだ。
空気洗浄機として機能してくれるエアコン
光学センサーで微細な塵の粒子を監視する
追加したのは光学式のダストセンサーと表示パネルだけで、既存のエアコンの浄化能力を有効活用。粒径1〜10㎛のダストに対する感度が高く、PM2.5が問題視されている中国市場では好評を博しているそうだ。
風景の自動制御で素早く綺麗に
さまざまなリクエストにオペレーターが対応
ドライブスタートコントロール
スマホの連携で便利さがアップする
レーントレーシングアシスト
プリクラッシュセーフティ
ロードサインアシスト
全車速対応クルーズコントロール