REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
車内空間を快適に保つため香りが欠かせないという人も多い。たいていはお気に入りの香りの芳香剤を選んでダッシュボード周りに設置するだろうが、近未来の世界では少し違うようだ。
カーメイトが提案する「フレグランス切替式デュフューザー」は、前席ヘッドレストの中に芳香剤、消臭剤を内蔵。ふだんのドライブでは「RELAXモード」で自分のお気に入りの香りを楽しみ、渋滞や食事後など眠くなってきたときにはミントが強めの「REFLESHモード」に切り替えて気持ちをリフレッシュ。さらに食事後などニオイが気になったときには「DEODORANT」モードで消臭剤を使う。
車内の状況にぴったりの芳香剤や消臭剤が使い分けられるのはとても便利。しかもスマホやタブレットの音声コントロールを利用してモードを切り換えられるのでドライバー自らがハンドルを握ったまま安全な操作が可能だ。
車内の香りが次々と切り換えられるのは新鮮で、これは個人的には「アリ」。家族で共有するクルマならば旦那さんと奥さんで切り換えるのも良さそうだ。ファンで香りを送り出すため車内への拡散も早い。
ただしシステムが大掛かりになってしまうため、もし商品化するのならば、自動車メーカー純正オプション品という形になるとのことだ。