サーキットを制するスペックを当たり前のようにインストールしたヤマハのフラッグシップ機。東京モーターショー2019では、そのR1が大きく進化して、来秋以降の発売とアナウンスされた。一体、どこに磨きをかけた!?


TEXT●大家伝(OYA Den)

 今回のヤマハブースではLMW系への力の入れようがハンパないと感じられるのだが、それとは別にファンを納得させるに十分なニュースもしっかりと用意してくれていた。その1つとして、ヤマハ製モーターサイクルのフラッグシップに位置するYZF-R1のお披露目には多くの注目が集まるハズだ。




 なんと言ってもEURO5の規制に対応させつつ戦闘力も向上したという、進化・熟成の進んだクロスプレーンエンジンを搭載。さらに電子制御系に2つの新しい機能が追加されている。


 1つがエンジンブレーキマネージメント。これはギアポジションとかスロットルポジションの情報を元にECUのスロットル開度をコントロールしてくれ、ライダーの好みに応じてエンジンブレーキの強弱を選択できるような制御なのだという。


 もう1つはブレーキコントロール。こちらは前輪速度と後輪速度の情報を集約して、それぞれのブレーキにかける圧力に反映するというもの。




 またデザイン面では"R"のDNAをしっかり出していくというところで、よりスポーティな印象も打ち出すことに成功している。


 このNew YZF-R1だが、すでに欧州では発売していて、日本での発売は来年秋以降になるそうだ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 電子制御を2つも追加! さらに進化したYZF-R1がお披露目 【東京モーターショー2019】