REPORT/PHOTO●伊藤英里(Eri Ito)
2019年の東京モーターショーの、スズキの出展テーマは『WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE つくろう、あなたのワクワクで、みんなのワクワクを。』。スズキは2020年には創立100周年を迎え、さらなる100年に向けた製品の開発や取り組みを提案する。
鈴木社長はカンファレンスのなかで、スズキがこれまでに「小さなクルマが大きな未来をつくると信じて」製品づくりに取り組んできたとし、今後も求めやすく、購入者にとって価値のある商品、スズキが得意とする小さなクルマを作り続ける、と語った。
カンファレンスのなかで、鈴木社長は新しいフルカウルスポーツバイク『ジクサー SF 250』を紹介。
「1985年にGSX-R750に採用して以来、多くのお客様に指示されたスズキ独自のクーリングシステム、油冷。その油冷エンジンを、250cc向けに新たに開発して搭載しました。力強い加速性能、優れた燃費性能を両立。スズキらしさを感じていただける、ロードスポーツバイクに仕上げました」と語った。
ジャパンプレミアとして登場したジクサー SF 250の紹介では、鈴木社長により国内販売が進められていることが明らかとなっている。
そのほかブースでは、世界最高峰のロードレースMotoGPの参戦車両である『GSX-RR』が参考出品。また、2019年5月に発売されて大きな注目を集めた新型『KATANA』のほか、『GSX-R1000R ABS』、『SV650X ABS』、『V‐Strom 250 ABS』なども並ぶ。フラッグシップモデルが一堂に会するスズキのブースは、西展示棟1で展開中だ。