BASFの燃料・潤滑油ソリューション担当バイス・プレジデントを務めるブライアン・リーバーマン氏は次のように述べている。「北米は世界で最も重要な自動車用冷却液市場であり、当社の現地での生産とプレゼンスはお客様にとって差別化の要因となります。シンシナティの生産拠点では設備投資を進めており、これにより北米が、欧州、アジア、南米とともに、グローバル生産拠点の一つに加わります」
BASFのシンシナティ工場は、農業用、トランスミッションオイル用、ギア・車軸用潤滑油、航空用潤滑油の各市場向けに、エステルと合成潤滑油を製造している。BASFが提供する豊富な技術的専門知識と生産ノウハウは、北米に冷却液の生産拠点を置くことで強化され、原材料や主要顧客へのアクセスが容易になる。
Glysantin製品は自動車メーカーから最も多くの認証を得ているため、BASFは主にOEM工場充填向けの供給に注力している。BASFは、北米の充填サービスおよびアフターマーケット向けに、北米第一の不凍液・エンジン冷却液供給会社であるOld World Industries(オールドワールドインダストリーズ社と提携する。同社はBASFのGlysantin製品をPEAKをはじめとするさまざまなブランドで提供し、その広範な流通ネットワークを活用してディーラーや小売店に供給する。