・現行型発表 14年6月(「ローブ」 14年6月 「エクスプレイ」 14年11月 「セロ」 15年6月 一部改良 16年4月)
・JC08モード燃費 25.2 ㎞/ℓ ※CVT車
REPORT●塚田 勝弘(TSUKADA Masahiro)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●竹田 愛(TAKEDA Megumi)
※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■セロ
全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1280
室内長×室内幅×室内高(㎜) 910×1250×1040
ホイールベース(㎜) 2230
トレッド(㎜) 前/後 1310/1295
車両重量(㎏) 870
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
総排気量(㏄) 658
最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/6400
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 92[9.4]/3200
燃料タンク容量(ℓ) 30(レギュラー)
トランスミッション形式 CVT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 165/50R16
最小回転半径(m) 4.6
JC08モード燃費(㎞/ℓ) 25. 2
車両本体価格 190万6200円
フロアとシート座面が低く、身体の上下動は大きくなる。ルーフを開けている際はそれほどでもないが、閉じているとAピラーとルーフの低さも気になるところ。1枚ドアなのでドア開口部が大きく、狭い場所での開閉には注意が必要だ。
ボディカラー:ブリティッシュグリーンマイカ
オプション装備:ワイドダイヤトーンサウンドメモリーナビ(17万1029円)/カーペットマット〈高機能タイプ〉(1万7993円)/ETC車載器(2万844円)
スポーツカーらしいタイトな空間が特徴。ファブリックシートのスポーツシート、もしくは、高いホールド性を誇るレカロシートをタイプ別に設定する。座面が低く、足を投げ出すように座らせるシートは、前後スライドとリクライニング、チルトステアリングにより運転姿勢の調整が可能だが、シートリフターとテレスコピック機構は未設定。シート色は写真のベージュをはじめ、ブラック、レッドを設定する。
ルーフを閉めた時と開けた時で積載スペースが大きく異なり、クローズ時ならゴルフバッグを斜めに積載できるなど、2名分の荷物を積んで小旅行が楽しめるくらいの容量を確保する。オープン時は、格納されるルーフの影響で大きな荷物の出し入れは困難。小さめのバッグが収まる程度。
「ローブ」と「セロ」にブラックとレッドのシート/ドアトリム色を設定し、「エクスプレイ」は「ベージュインテリアパック」と「レッドインテリアパック」を展開。レカロシートもグレードによりベージュ、ブラック、レッドを設定する。好きな内装色を選べる。
購入時にまず求められるのは、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」という3種の装いの中からどれを選ぶかの決断。基本はローブで、“跳んだデザイン”を狙うなら「エクスプレイ」。そして、初代にオマージュを抱く人には「セロ」というところか。“走りのコペン”として設定された「セロS」は乗り味が硬めの設定。シリーズの異端的存在だ。