・月間販売台数 3715台(19年1月〜6月平均値)


・現行型発表 15年9月(「キャストスポーツ」発表 15年10月 一部改良 17年10月)


・JC08モード燃費 30.0 ㎞/ℓ ※「G」系、「X」系のFF車




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi) 


MODEL●藤木 由貴(FUJIKI Yuki)




※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

全幅1475㎜ 全高1630㎜ ミラー・トゥ・ミラー1795㎜
開口高690㎜


全長3395㎜ 最小回転半径4.7m

「アクティバ」は、バンパーアンダーガードやサイドドアガーニッシュによりSUVテイストとしているのが特徴。足元は大径15インチタイヤを履く。「スポーツ」のFFには16インチタイヤが標準装備となる。

■アクティバ G“プライムコレクションSAⅢ”


全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1630


室内長×室内幅×室内高(㎜) 2005×1320×1245


ホイールベース(㎜) 2455


トレッド(㎜) 前/後 1295/1295


車両重量(㎏) 840


エンジン種類 直列3気筒DOHC


総排気量(㏄) 658


最高出力(kW[㎰]/rpm) 38[52]/6800


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 60[6.1]/5200


燃料タンク容量(ℓ) 30(レギュラー)


トランスミッション形式 CVT


駆動方式 FF


タイヤ・サイズ 165/60R15


最小回転半径(m) 4.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 30.0


車両本体価格 147万9600円

乗降性

【前席】ステップ高350㎜ 助手席シート高650㎜
【後席】ステップ高390㎜  シート高690㎜


「アクティバ」系は他の「スタイル」系、「スポーツ」系に対して最低地上高が30㎜高いクロスオーバーモデルだが、座面高が適切で、むしろ乗り込みやすく感じる。開口部の形状も良く、頭や脚部と干渉することもない。

先進安全装備

ステレオカメラによる先進安全装備を幅広く設定。衝突被害軽減ブレーキは対車両で約4~80㎞/h、対歩行者では約4~50㎞/hの範囲で作動する。ソナーを用いた後退時誤発進抑制も備え、サポカーSワイドに適合している。

撮影車両データ

ボディカラー:レモンスカッシュクリスタルメタリック×デザインフィルムトップオプション装備:8インチメモリーナビ〈標準Aプラン〉(18万8006円)/特別塗装色(4万3200円)/パノラマモニター対応カメラ(3万2400円)/ETC車載器(1万7280円)/他

ボディカラー(キャストアクティバ)

インパネ

インパネの基本形状は共通で、加飾パネルのカラーなどによりそれぞれの個性を演出する。ダッシュボードは高く見えるが、実際の視界は広い。上から覗き込むとボンネットが視認でき、ノーズ位置も確認しやすい。8インチナビゲーションはディーラーオプションだ。

前席



前席はベンチシートで、運転席によりボリューム感のある形状。シートリフターとステアリングのチルト機構によりポジションが調整しやすい。「アクティバ」は視点が高く、ひとクラス上の感覚でドライブできる。

後席



後席は、足元がフラットで広く、シートもリクライニングできる快適な空間。240㎜の前後スライドが可能だが、最後端にセットすると頭上スペースは少ない。若干、後ろに余裕を持った位置がベターだ。

ラゲッジルーム

【通常時】奥行き340㎜
【後席格納時】奥行き1280㎜ 高さ760㎜ 幅900㎜


通常時の奥行きは、後席シートを最後端にセットした状態での数値。後席を前方にスライドすることで最大580㎜まで拡大できる。後席は左右分割でスライド可能なため、ラゲッジのアレンジ幅は広い。シート格納は背もたれを前に倒すだけで段差のないラゲッジフロアを生み出せる。

うれしい装備

前席のヘッドレストを外してリクライニングさせれば、休憩に最適なロングソファモードに変身。ドライブやレジャーで疲れた足を伸ばしてリラックスできる。

ラゲッジアンダーボックスの深さは215㎜で、トランクスペ ースとして使い勝手がいい大容量。ボードを固定すれば観葉植物など背の高い荷物も積みやすい。

フロントアームレストは、リッド付き小物入れにもなっている。スマートフォンや財布など貴重品の置き場に最適だ。

センターポケットの隣にナビと連動するUSBやHDMIコネクタが付く。スマートフォンの定位置となること請け合いだ。

「アクティバ」と「スポーツ」はオープンタイプのトレーを採用。なお、「スタイル」はリッド付きボックスとなる。

Dレンジで走行中にステアリングの「PWR」ボタンを押せば、変速比を下げたスポーツモードに切り替わる。

助手席側のワンプッシュ式ドリンクホルダーには、アイコンの照明機能が備わる。夜間でも視認しやすいのはうれしい。

インパネのロワボックスは上部が左右非対称。左側には500㏄のペットボトルが収まるが、右側は写真の缶でギリギリだ。

シートアレンジ

2名乗車+助手席フラットモード
3名乗車+ラゲッジスペース拡大


全グレードで後席のアレンジは共通。左右分割のリクライニング、スライド、格納機能を備える。長尺物を積む際は助手席側をロングソファモードとして、運転席をタンデム利用した2名乗車が推奨パターン。後席片側を格納すると3名乗車+大きな荷物に対応できる。

前席シートヒーターを特別装備

「G“リミテッドSAⅢ”」はパノラマモニター対応の純正ナビ装着用アップグレードパック、「G“リミテッドSAⅢ”」は純正ナビ装着用アップグレードパックを特別装備。両車とも前席シートヒータ ーも備える。

バイヤーズガイド

スポーツ “SAⅢ”

スタイル G“プライムコレクション SAⅢ”

キャストでは「アクティバ」を選びたい。グレードは実用的には「X“SAⅢ”」でも良いが、SUV風のモデルだからバイアングルLEDヘッドランプやアルミホイールも欲しい。そうなると「G“SAⅢ”」になる。4WDを選ぶ時は、動力性能に余裕のあるターボも検討したい。価格は10万円の上乗せだから若干割高だが、それに見合う効果はある。

「スポーツ」はモノグレードで、FFには16インチアルミホイールが備わる。“プライムコレクション”はレザー調シートが特徴だ。「アクティバ」の4WDはダウンヒルアシストコントロールやグリップサポート制御を標準装備する。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈ダイハツ・キャストアクティバ/キャストスポーツ/キャストスタイル〉自分好みで選べる個性派【ひと目でわかる最新軽自動車の魅力】