もう少し販売状況を分析してみると、新型に切り替わる端境期にあたるレガシィとアウトバックの販売台数が大きく下がったこと。そして、昨年対比でずっと「純増」になっていたアセント(Ascent)が昨年9月から本格販売されていて、今年の9月のアセントの販売台数5319台が純増ではなく、昨年対比マイナス9.2%となったことが大きい。
モデル末期まで好調な販売を続けきたアウトバックは昨年同月比マイナス12.5%だったが、それでも1万1281台で「67カ月連続で月販1万台超え」という記録を残している。
好調なのは、フォレスターも同様だ。こちらも74カ月連続で月販1万台超え(2019年9月は1万3421台)。
スバル・オブ・アメリカ全体でも67カ月連続で月販4万台超えとなっている。
2020年モデルのアウトバック、レガシィが店頭に並び始める10月にどんなセールス記録をマークするのか、注目だ。
2019年1-9月 北米での販売台数順にスバルの各モデルを並べてみる。
となっている。モデル登場時期を記しておくと・・・
1位:アウトバック 2014年→2019年モデルチェンジ
2位:フォレスター 2018年
3位:クロストレック 2017年
4位:アセント 2018年
5位:インプレッサ 2016年
6位:レガシィ 2014年→2019年モデルチェンジ
7位:WRX /STI 2014年
8位:BRZ 2012年
となる(販売時期は少し異なる場合がある)。アウトバックの強さは驚異的だが、それ以外を見てみるとWRXとBRZには大幅なモデル改良(フルモデルチェンジ)の必要性が見て取れる。