雪氷車向けに設計されているMD30は、激しい振動に耐え、水の侵入を防ぐためにモールド成形されている。また、レンズを汚れや跳ね返りから保護するために、空気の流れを制御する特別な二重通気構造のフード(ダブルフード構造:特許出願中)を採用している。レンズは結露や霜の発生を防ぐために加温される。清掃時には工具を使用することなく、手でフードを外すことができ、レンズ周りの汚れを拭き取ることが可能。
■ 高い信頼性と使いやすさ
MD30は改良され高速サンプリングが可能となった、既存の設置型路面センサである「DSC111 路面センサ」のレーザー技術を採用している。これにより、迅速な応答性と高精度な路面状態に関するデータの提供を実現している。
本製品は車両始動時に自動的に計測、データ収集を開始。取集されたデータはRS-232インターフェースを介して出力することも、Bluetoothを用いてスマートフォンに送信することも可能。専用のAndroidアプリソフトを使用することで、動画の録画や静止画の撮影の設定ができる。また、モバイル回線やWi-Fiなどを介して事業所などのパソコンへのデータ送信が可能であり、専用のWebアプリで色分けされた路面状況データ、グラフデータ、動画/静止画データを同一画面で閲覧できる。