「混雑すると分かっているから運転するのが億劫」
「子どもを連れて混雑する場所へ行くのは大変……」
そう感じている一家のお父さんも多いはず!
今回はキャンピングカーで行く、お盆休みの渋滞と混雑を乗り越えた私たちの小旅行をご紹介します!
バンコン=バン・コンバージョンの略称。キャンピングカーの中では一番生産量が多いタイプです。ベースとなる車体(主にバン)を改造して作られており、外装が一般車と変わらないため、断熱性や防音性は低くなります。
車内の高さが165cmあるので車内移動もスムーズで、圧迫感がありません。
車内横幅もギャレーのポップアップにより139cmのフルフラットになり、フロアーに大人2名が余裕を持って就寝できます。
こちらが車両のスペックです。
【ベース】
TOYOTAライトエース 1500cc
2WD(後輪駆動方式)/AT/レギュラーガソリン
【サイズ】
全長4045mm 全幅1665mm
全高 2250mm+100mm(MAXファン)
【乗車定員】
4名
【就寝定員】
●通常仕様(就寝高さ40cm):大人2名、上段子供2名
●二段ベットのフレーム改造仕様(就寝高さ54cm):大人3名まで対応
【主な装備】
キーレスエントリー、カーナビ、ETC、バックアイカメラ、FFヒーター、リアTV、350WのAC電源、外部電源可能、MAXファン、ポータブル冷蔵庫、カーテン、5点シェード、サイドオーニング、ギャレーポップアップ
(引用:キャンピングカーレンタル遊LIFE http://www.yulife-rental.com/car.html#hana)
バンコンのメリットはなんと言ってもこのコンパクトさ! キャンピングカーの設備を備えつつも、車体の大きさはライトエース。運転する感じは普通車と変わりありません。(車高が2.4mあるので高さには注意が必要です!)
実は以前に「ヴォーン」というかなり大型のキャンピングカーを運転したのですが、その際は車体が大きいため、運転するのにかなり気を遣いました。
「普通車とさほど変わらない感覚で運転できる」と、何がいいのでしょう。分かりますか。
そう、奥さんに運転を代わってもらいやすいのです!
「渋滞に疲れたから、少しだけ運転を代わってほしい…」
そんなことを思った瞬間ってありませんか? 大型は難しい人でも、小型バンコンのキャンピングカーなら可能です!
そしてもうひとつのメリットは、“車内で寝る“設備が整っているので、目的地に着いてからテントの設営をしなくて済むことです。
アウトドア好きな筆者としては、テントの設営をすることは楽しみのひとつです。
しかし、渋滞を乗り越えからテントの設営、帰りの渋滞に腹をくくりながら撤収の作業をするのは心身ともになかなかハード。
キャンピングカーで出かけてしまえばその手間は省けるので、混雑する時期はキャンピングカーに頼ってしまうのも選択肢の一つと感じました。
今回私たちが向かったのは言わずもがなの人気避暑地、長野県軽井沢町。日程は8月14日から15日で、お盆真っ只中の2日間。
混雑、渋滞は避けられない日程です!
私たちが事前に準備した渋滞を乗り越えるアイテムはこちら!
・車内音楽
・ボードゲーム
・目的地のガイドブック
・テレビ(キャンピングカーに付いている!)
・Google Map
・おやつ
続いてボードゲーム。こちらは失敗しました(笑)。
今回借りたhanaは運転中、テーブルの使用ができない仕様になっているので実施できませんでした……。(大きなキャンピングカーならテーブル付きなので、ボードゲームをすることも可能です)
ハルニレテラスでは軽井沢にちなんだカフェや雑貨屋さんが立ち並び、ナチュラルでおしゃれな雰囲気を楽しめますよ!
軽井沢からクルマで40分ほどの距離にある長野県佐久市の花火大会です。駐車場は地域の方々のご厚意で、無料で駐車できるスペースがたくさんあります。
私たちは花火が上がる1時間前の18時半ごろに会場付近に到着し、駅近くの無料駐車場に車を停めて会場へ向かいました。
佐久千曲川花火大会は“穴場”の花火大会。1時間前の到着でも車は無料で駐車でき、しかも桟敷席のようなベストポジションを確保して花火の干渉をすることができました!
花火が終わった後は星野リゾートの温泉、「トンボの湯」へ。
最終受付が22時まで、温泉は23時まで利用できます。(大人1,300円 子ども750円 ※GW、8月 大人1,500円 子ども1,000円)
天井が高く開放感のある空間と、軽井沢の自然を全身で感じられる大きな露天風呂は、ワンランク上の気分を感じることができます。
運転で疲れた心と体をリフレッシュしてくれますよ!
けんちん汁のセットがオススメだそう! 次回訪れた際にはこちらも食べてみたいです。
場所は有料道路「白糸ハイランドウェイ」の中にあり、駐車場も有料道路内にあります。(有料道路料金 白糸の滝と軽井沢の往復600円 群馬県までの片道400円)
岩の間から湧き出た地下水が、糸のような無数の滝をつくっています。
ここは真夏でも気温がだいぶ低く、半袖だと肌寒いほどでした!
滝までの道はしっかりと整備されているので、お子様連れでも安心して見に行くことができます。
白糸の滝では、7月末から8月末の毎週金・土・日と、お盆の期間は毎日、プロジェクションマッピングを実施しているそうです。19時から21時の間、15分おきに計9回上映されるようなので、夜に訪れてみるのもいいかもしれませんね。
白糸ハイランドウェイから下道で約1時間。群馬県の丹生湖ひまわり畑を訪問しました。
駐車場はひまわり畑に設置されており、混雑もしていないので心配はいりません。
ただ、丹生湖の湿気でかなり蒸し暑いです。暑さ対策(特に飲み物)はしっかりと準備していってくださいね。トイレはひまわり畑には設置されていないので、事前に済ませておくことをおすすめします。
“混雑”は家族で乗り越える! キャンピングカーでの旅行がひとつの選択肢となったらうれしいです。
コンパクトで機能性の高いバンコンキャンピングカーでの旅、ぜひ一度体験してみてください!