アウディジャパンは8月24日に日本導入を発表した新型「アウディR8」に、V10エンジン搭載モデルのデビュー10周年を記念した限定モデル「アウディR8デセニウム」を設定し、全国10台限定で発売すると発表した。

特別仕立ての内外装をまとい10周年記念モデルを表現

 モデル名に添えられた「デセニウム」とは、ラテン語に由来する言葉で「10年」の意味。アウディR8のV10エンジン搭載モデルが誕生から10年を記念してネーミングされた。

初代アウディR8にV10エンジン搭載車が設定されたのは2009年

 アウディR8は2006年にデビュー。当初は420psと430Nmを発揮する4.2ℓのV型8気筒エンジンを搭載していたが、2009年に5.2ℓのV型10気筒エンジン(525psと530Nmを発揮)を搭載した「5.2FSIクワトロ」が追加された。

2016年の全面改良でV10は540psと540Nmを発揮する標準モデルに加えて、610psと560Nmを引き出す「V10プラス」が設定

 2016年にフルモデルモデルチェンジを受けて、V10エンジンは540psと540Nm(高性能版として新設定された「V10プラス」では610psと560Nm)に強化。そして8月24日に発表された改良版では、620psと580Nmにまでスペックが高められている。ちなみに本国では、最新モデルに570ps/560Nm仕様のV10エンジン搭載車も設定されている。

 このたび受注を開始した「R8デセニウム」は、クーペ仕様をベースに、デイトナグレーマットエフェクトのボディカラーやハイグロスブラックスタイルパッケージ(フロントスポイラー/サイドシル/ディフューザー等)を採用したほか、マットブロンズの20インチアルミホイールや、インテークマニホールドを装着。

 センターコンソールやドアに「Decennium」のロゴをあしらうインテリアでは、ファインナッパレザーダイヤモンドスティッチングスポーツシートやデコラティブパネルグロスカーボン、アルカンターラヘッドライニングを装備。550Wアンプと13スピーカーで構成するバング&オルフセン製サウンドシステムも搭載されている。

 「R8デセニウム」世界222台の限定モデルで、日本市場には10台限定で導入される。消費税10%込みの車両価格は3091万円。こちらもカタログモデルと同様12月以降に納車開始が予定されている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 V10 R8の10周年記念が登場