マグナ エレクトロニクス ホーリー拠点は、ADASコンポーネントを北南米、欧州、アジアにある330以上の客先拠点へ納めている。エレクトロニクス部門は、2005年に車載カメラを生産開始し、規制の変更と消費者の需要が上がるのに比例し、マグナの運転支援システムの年間生産量も成長した。現在では、累計4600万以上のADASコンポーネントを生産し、その生産量は、未来に向けて成長し続けている。
マグナは、レーダーやLiDARのような他のセンサーとカメラを組み合わせ、自動運転のビルディング・ブロックになる先進運転支援システムを開発している。マグナのシステムを使用することにより、前を走る車との安全な距離とスピードを保ち、レーン内にクルマを維持、また、となりのレーンをモニターし、ブラインド・スポットをチェックするなどの機能をもったアダプティブ・クルーズ・コントロールが可能になった。
マグナの最高技術責任者(CTO)であるSwamy Kotagiri氏は「私たちは、日々の運転の質を上げ、ひとつ上の安全をお届けすることができる機能を提供します」とし、「自動運転への期待感や交通事故をゼロにし得るその自動運転の可能性から、フル自動運転への道は、その安全性の確保、また、安全なフル自動運転を実現するには、現存する運転支援システムが基礎になることは忘れてはいけません」とコメントしている。
新しい拠点は、ADASのコンポーネントの生産だけでなく、マグナの先進ロボティクスの研究開発試験ラボとしてのコア拠点になる。AIに関する継続的な進歩により、マグナは、生産拠点にスマート工場コンセプトをさらに取り入れていく予定。また、このラボは、順応する力を持ち、フレキシブルに人と協力して仕事ができるロボティクスの試験と使用を可能にする。
さらに、2018年に合弁で設立したマグナ ロヒニ オートモーティブの生産拠点にもなり、この拠点から、超薄型で柔軟なマイクロLEDソリューションが生まれ、市場展開される。マグナとロヒニは、合弁の発表から1年以内でこのようなマイクロLEDに特化した生産ラインを持ち、客先のサポートをする準備ができたことになる。