総じて好印象であったが、筆者が試乗した前日にモーターファンイラストレーテッド誌の連載企画「博士のエンジン手帖」でテストを行なった畑村博士いわく「ターボラグがやたらに大きい!」という意見だった。ほぼ平坦な道を淡々と走った筆者と、勾配のきついターンパイクを往復した畑村博士との違いなのだろうか?(500Xが登場する博士のエンジン手帖は8月10日発売のモーターファンイラストレーテッドvol.155に掲載)。
650kmを走行しての燃費は、15.6km/ℓだった。エコランなどはまったく意識せずに、2名乗車で走ってみてこの数値だから、車重を考えればなかなか優秀だ。WLTCモード燃費は13.5km/ℓ、郊外モード13.6km/ℓ、高速道路モード15.4km/ℓなので、モード燃費を楽々と上回っている。
334万円という価格で、LEDヘッドライト、アダプティブクルーズコントロール、運転席/助手席が電動調整+シートヒーター付きの本革シート、電動パーキングブレーキなどが標準装備なのはうれしいところ。自動ブレーキやブラインドスポットモニター、車線逸脱警報、リヤパーキングカメラなども備わるので、予防安全装備も国産車に負けてはいない。なによりポップなデザインに惹かれる方は多いと思う。