「ドバイの砂丘は、ランドローバー史上最もオフロード走破能力に長けたディフェンダーのパフォーマンスを検証するのに最適な場所です。タイヤの全径は最大815mmあり、接地面積が非常に大きく、そしてさまざまな地形をモニターして最適なトラクションを配分するため、オフロードおよびオンロードで優れた走りを発揮します。」
今回のドバイでのテストで開発スタッフをサポートしたのが「国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)」。ランドローバーとIFRCは、1954年からパートナーシップを締結しているが、このたび防災・災害対策の取り組みに向けたグローバル・パートナーシップを新たに3年間締結するなど、強固な協力関係を築いている。
今回の走行テストでランドローバーの開発スタッフは、ドバイにあるIFRCの国際車両拠点を訪問するとともに、IFRCのオフロード専門家も走行テストに参加。IFRCの国際車両&ロジスティクスチームの責任者、Ilir Caushaj氏は次のように述べている。
「私たちは、地球上で最も険しい道やたどり着くのが困難な地域で活動しているため、あらゆる備えが必要です。危機に瀕していて支援の必要な地域、それが世界中の誰であれどこであっても到達できるランドローバーと、1954年から長期的な協力関係を築けていることを誇りに思います。」
これまで、新型ディフェンダーのプロトタイプは、120万kmを超える走行テストを実施。ケニアでは野生動物保護に取り組む慈善団体「Tusk」と一週間におよぶテストを行ったほか、先ごろ英国で開催されたイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」では、ダイナミック走行も披露されている。