ここでの新たな生物多様性への取り組みとして、現在12万匹の「フライング・ビー(飛蜂)」を導入したことが話題となっている。
地元の養蜂家の助けを借りて、英国生まれの合計12万匹のセイヨウミツバチのためのふたつの国産の巣箱が、ベントレーの敷地の端にある草原に設置された。
このエリアにはミツバチが好む野の花が植えられており、またミツバチの生育に適したチェシャー州の田園地帯にも隣接しているため、養蜂に最適な環境であることがわかっているという。
ここのミツバチたちは、夏の終わりの最初の収穫にむけて順調に成長しているという。それぞれの巣箱からは15kgの蜂蜜、つまり300g入りの蜂蜜が約50瓶生産できると見込まれている。
ベントレー製造担当取締役ペーター・ボッシュは、次のように述べている。
「ピムズ・レーン(ベントレー本社)沿いの敷地には 80年以上の歴史がありますが、私たちは常に環境フットプリントを改善し、カーボンニュートラルな操業という目標を達成する方法を模索しています」
「当社の敷地内にはすでに英国最大のソーラー・カーポートがあり、ここで使用する全電力は、太陽光発電か認定済みグリーン電力で賄われています。そこで私たちは、この敷地を利用して地域の生物多様性を高めるための方法についても調査を始めたところです」
「英国ではミツバチの個体数が減少しているので、生物多様性を高めるために当社敷地の一部を利用してふたつの巣箱を設置することは理に適っていると言えます」
「私たちの『フライング・ビー』は、50年以上の経験を持つ地元の養蜂家の手で繁殖されてきたミツバチです。彼らの助けを借りながら、私たちは毎週それらをチェックしています。そして、彼
らがすでに最初のベントレー産蜂蜜を作り始めていることを見られるのは素晴らしいことです」