メルセデス・ベンツAクラス/CLAにトップパフォーマンスモデルの「AMG 45」が登場! 新型には「S」バージョンを新設定
ダイムラーは7月4日、新型メルセデス・ベンツAクラスおよびCLAにトップパフォーマンスモデルとなる「AMG 45」シリーズを設定したことを発表した。
新設定の「S」バージョンに搭載する2Lターボは421ps/500Nmを発揮
新型AクラスとCLAに設定する「AMG 45」には、標準の「45 4マチック+」に加えて、さらにパフォーマンスを追求した「45 S 4マチック+」が設定された。
搭載されるパワーユニットは、いずれも2.0L直列4気筒ターボエンジンと8速DCTの「AMGスピードシフトDCT 8G」の組み合わせ。標準モデルとなる「A45 4マチック+」および「CLA45 4マチック+」では387psと480Nmを発揮するのに対し、「S」仕様となる「A45 S 4マチック+」、「CLA45 S 4マチック+」は421psと500Nmを引き出す。
気になる加速性能だが、0-100km/h加速タイムは「A45 4マチック+」が4.0秒、「CLA45 4マチック+」が4.1秒、そして高出力版となる「A45 S 4マチック+」が3.9秒、「CLA45 S 4マチック+」が4.0秒と、実に魅力的な数値マークする。最高速度は「A45 4マチック+」と「CLA45 4マチック+」が250km/hで、「A45 S 4マチック+」と「CLA45 S 4マチック+」は270km/hでリミッターが介入。なお、45 Sモデルに関しては、オプションの「AMGドライバーズパッケージ」を選択すると、リミッターの介入する速度をさらに上げることができるという。
4輪駆動システムの「AMGパフォーマンス4マチック+」には、「AMGトルクコントロール」が組み合わされる。これはリヤアクスルのドライブシャフトに接続され、走行モードに応じてリヤの左右輪をそれぞれ個別に駆動力を配分することが可能だ。これによって悪路での高い走破性はもとより、サーキットトラックなどでの追い込んだコーナリング時にも高次元のパフォーマンスをもたらす。
内外装は新世代メルセデスAMG車を実感させるダイナミックで洗練された仕立て。フロントのエプロンやリヤディフューザー、リヤウイングは高性能モデルであることを主張する重要なパート。ツインエキゾーストフィニッシャーの直径は45モデルが82mm、45 Sモデルでは90mmとなる。
タイヤサイズは45モデルで245/40R18、45 SモデルはA45 Sが245/35R19、CLA45 Sが255/35R19。45 Sモデルのインテリアにはイエローのアクセントが随所に入り、より強力なモデルであることが強調されている。
ブレーキシステムも高性能だ。標準の45モデルにはフロントが4ピストンキャリパーと350×34mmディスク、リヤが1ピストンキャリパーと330×22mmディスクを装着。45 Sモデルではフロント用が6ピストンキャリパーと360×36mmディスクとなる。
走行モードは滑りやすい路面に適した「スリッパリー」のほか、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、そして各コンポーネントを個別に設定できる「インディビデュアル」、さらにサーキットトラックなどで最大限に性能が発揮できる「レース」を加えた6モードが設定されている。なお、45 Sモデル、あるいは標準の45モデルでオプションのAMGダイナミックプラスパッケージを選択した場合は、「レース」モード時にドリフトモードとなり、オーバーステアを許容。一層アグレッシブなスポーツドライビングが楽しめるようになっている。