今回発売する「E2EWシリーズ」は、世界最長の検出距離による安定性と、フルメタルボディによる耐久性を両立した近接センサーだ。このセンサーは、鉄は従来比約2倍、アルミは従来比約6倍の検出距離を誇り、鉄とアルミを同じ距離で検出できる。加えて、オムロン独自の「コーティング剥離抑制技術」により従来比60倍のスパッタ耐性で長寿命を実現した。長い検出距離と高い堅牢性によってセンサーの設置条件に余裕度が生じ、熟練技能を必要とする異素材混流ラインの立ち上げから稼働、保全を効率化し、生産性向上に貢献する。
1 鉄もアルミも同等検出距離、しかも世界最長 鉄とアルミ部品の混流ラインでも着座検知部を共通設計できる。しかも鉄は従来比約2倍、アルミは従来比約6倍の距離まで検出できるので、検出対象物のばたつきによる検出ミスを起こしにくく、突発停止を低減できる。
2 高いスパッタ耐性、従来比60倍 スパッタが飛散する環境向けに、近接センサーにフッ素コーティングを施したモデルも用意する。フッ素コーティングの剥がれにくさ従来比60倍を実現することで、付着したスパッタを擦り落すメンテナンスを行ってもコーティング性能の劣化を抑制でき、センサーの交換頻度を削減できる。
3 情報化対応 IO-Link搭載モデル
IO-Linkを搭載したモデルでは、近接センサーの検出量や温度の変化を1箇所でリアルタイムに把握できる。目ではわからない現場情報を可視化することで、たとえば検出量の変化でスパッタの堆積量を予想し、適切な清掃のタイミングを計画できる。