インテリアは、Mモデルらしさの象徴としてMレザー・ステアリングホイールに装備された赤色のMボタンとセンターコンソールの赤色のスタート/ストップボタンをはじめ、新デザインのセレクターレバーにはMのロゴが刻まれ、Mモデル・カラーのステッチが施されている。デコレーションパネルはカーボンファイバー製だ。
新開発のスポーツシートは立体的にデザインされ、両脇のサイドボルスターや肩回りは大きくせり出す形状を採用することで、ドライバーを快適に包み込むデザインとなっている。ヘッドレストには「M」のロゴがデザインされた照明付きモデルバッジがあしらわれている。
よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデルとして設定された「M8コンペティション」は、よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデルで、エンジンからデザインまで特別なセットアップが施されている。専用に開発されたV型8気筒エンジンは、車両構造部との接続部をより強固にする、極めて硬い専用のエンジン・マウントを採用。より直接的な動力伝達が可能となっており、最高出力は625ps/6000rpmを引き出す。最大トルクは標準のM8と同じだ。
M8コンペティションには、ハイグロスブラックのキドニー・グリルとモデル・バッチ、ドアミラー、リアスポイラーが装備され、よりアグレッシブなルックスを実現。新型M8で初めて採用されたMモード・ボタンでは、通常モデルの「ロード」「スポーツ」に加えて、運転支援システムの快適性と安全性に関するすべての機能が無効になる「トラック」モードが装備されている。