Debut:2016年8月
車両本体価格:398万6000円~409万3000円
REPORT●小林 秀雄(KOBAYASI Hideo)
PHOTO●市 健治(ICHI Kenji)
ピニンファリーナがデザインした往年のフィアット124スポルトスパイダーをモチーフとしたエクステリアを採用。17インチアルミホイール、ブレンボ製4ポットフロントキャリパー、ツインテールパイプなどを標準装備。エンジンはロードスターとは異なり、フィアットが開発した1.4ℓ直4ターボを搭載。吸気バルブの開閉を油圧で行なうマルチエアの採用でリニアな回転フィールを実現した。最高出力はロードスターより38㎰高い170㎰。基本デザインはマツダ・ロードスターと共通だが、アバルトのエンブレムが備わるステアリングや赤い文字盤の回転計など、独自の演出もプラス。7インチタッチディスプレイと専用コントローラーが装備され、ナビ機能はSDカードとしてオプション設定されている。ヘッドレスト一体型のスポーツシートを標準装備。標準仕様はアルカンターラとレザーのコンビとなるが、撮影車はアバルトのロゴが刻印されたオプションのレザーシートを装着している。シートヒーターも標準装備。
スポーティなデザインのレザーシフトノブとアルミスポーツペダルを標準装備。ペダルレイアウトや6速MTのシフトフィールはロードスターと共通しており、まさに意のままの操作が可能。輸入車にありがちな右ハンドル車のペダルオフセットとは無縁だ。。
ラゲッジルームの容量はロードスターより若干大きい140ℓ。開口部も少し広がっており、比較的荷物を出し入れしやすくなっている。機内持ち込みサイズのスーツケースであれば、2個積み込める