イアン・カラムは「私はジャガーでとてつもなく素晴らしいキャリアを積むことができました。私のキャリアのなかで最も印象に残っている仕事のなかに、『XF』のデザインがあります。この『XF』によって、これまでの伝統的なデザインからコンテンポラリーなデザインへと刷新させることができ、ジャガーにとって新しい時代の幕開けとなり、これは大きな転機でもありました。『F-TYPE』は私の夢を実現させてくれましたし、『Iペイス』によってこれまでのジャガーのイメージを完全に覆す革新的なデザインを生み出すことができました。
私には、ジャガーとしてふさわしいデザインを取り戻すというミッションが課されており、20年の歳月をかけてやり遂げることができたと自負しています。ジャガーのプロダクトとデザイン・チームは力をつけ成長してくれました。今こそが、私個人としても、デザイナーとしても、次なるステップに進み、新たなデザイン・プロジェクトを模索するべきタイミングだと感じたのです。私にとってジャガーのクルマをデザインするということは生涯をかけた夢でした。今後もジャガー・ブランドのコンサルタントとしてジャガーに携わることができとても光栄です。ジュリアン・トムソンとは18年にわたって共に働いてきました。ジュリアンは才能あふれるデザイナーですし、ジャガーのデザインをリードし、未来を切り開いてくれるのにふさわしい人物です」と語っている。