PHOTO●てつかたかし(TETUKA Takashi) ※愛猿家さんのモンキーニーラー
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
「乗りもの館(のりものや)」は、モンキー50ベースの「モンキー・ダビッドソン」、通称モンダビ(写真)などを手掛けていた、今はなきパーツメーカー。
写真はモトチャンプ誌(2008年9月号)より。オーナーはyabeehoさん。モンダビの詳細は写真&下記をクリック!
1979年(昭和54年)に発売されていた、モンキーZ50J用ニーラータイプサイドカー。当時の発売価格はモンキー込みで18万7000円。サイドカーキットのみで8万8000円。
写真の青いモンキーは、フレーム改造なし、ボルト5本で取り付け可能だったこのキットを、自作のステーを駆使して、リヤサスペンションのないモンキーZ50Zに装着した6インチ仕様のカスタム。
同車はミニカー登録済みで、キャンプなどで活躍。なお、「乗りもの館」のサイドカーは荷物積載専用なので、人の乗車はNGだ。
【その他のカスタム箇所】
・エンジン:純正12Vの49ccに載せ替え
・前後ホイール:Gクラフト製6インチアルミ
オニギリ型ガソリンタンク採用の通称4リットルモンキー「モンキーZ50J」に、ボルトオンで乗りもの館のサイドカーを装着したモンキーニーラー。オーナーはバイクパーツショップの「二輪館」。写真は4MINIちゃんぷ2より。
写真はモト・ライダー誌(1979年10月臨時増刊号)より。手動シフト、補助ランプ類を装着したモンダビに、モンキーニーラ―改を装着。写真のオーナーは、お子さんの幼稚園の送迎に使っていたという。
キメキメのカスタムに、旅館風の下駄(スリッパ?)で乗車する父。ダグラス・マッカーサー(歴史の教科書でおなじみの米国軍人)のような、怪しい恰好をしたサングラス姿の息子。果たしてこの車両で、公道を走っていいのか? もしもこの車両で、自分の父親が幼稚園に迎えに来たとしたら…友達の目もあるし…。等々、写真は様々な疑問・憶測・感想がうずまく、時代を感じさせる貴重な1カットである。