今回受賞対象となったのは、帝人並びに帝人グループ会社で、北米最大の自動車向け複合材料部品メーカーであるコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)が、熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)製品「Sereebo(セリーボ)」を使用して開発したピックアップトラックの荷台「カーボン・プロ」だ。自動車部材に求められる強度や耐久性を担保しながら、従来の荷台に比べて28㎏の軽量化を実現したことが評価された。世界初となる量産自動車向けのCFRTP製構造部材として、すでに「GMC シエラ」への採用が決まっている。
「我々の技術が世界初となる技術革新に貢献し、GMに高くご評価いただいたことを大変名誉に思います。今回の受賞は、GMとの強力なパートナーシップと、自動車設計におけるイノベーション実現のために結集したチームにより成し遂げられたものです。精力的に取り組んできたチームを心から誇りに思うとともに、このたびの受賞を励みとして、今後一層の技術力向上を図っていきます」
とCSPのスティーブ・ルーニー 社長はコメントしている。
帝人グループの他の3社は次の通りだ。
・マルチマチック社:GMC マルチプロ・テールゲート(Mutipro Tailgate)
・Innnolux
・ボルグワーナー:シボレー・シルバラード、GMCシエラ向けデュアルボリュームターボチャージャー