NTNは、アセアン・南アジア地域においては、タイ・インドで等速ジョイントの現地生産を行っているが、これまでインドネシアで等速ジョイントの現地生産は行っていなかった。このような状況の下、インドネシアのアストラグループで自動車部品の製造を担うIGP社と、等速ジョイントの現地生産に関する合弁事業を検討し、インドネシア市場における現地生産の必要性と、販売・シェア拡大という双方の目的が一致したことにより、このたび、合弁契約を締結することに至った。
今後は、近く合弁契約に基づく新会社を設立し、2020年8月の量産開始を目指して工場の建設を進める。インドネシアで初めて現地生産を行うことによって、顧客対応の迅速化と納入リードタイムの短縮を実現し、インドネシア自動車市場におけるプレゼンス向上と、等速ジョイントの圧倒的なシェア確保を目指した事業展開を進める。
【合弁契約と新設会社の概要】
会社名 PT. Astra NTN Driveshaft Indonesia
事業内容 等速ジョイントの製造
資本金 1,200 億ルピア
出資比率 IGP 51%/NTN 49%
所在地 Kawasan Industri Mitrakarawang, Kabupaten Karawang, West Java, Indonesia
敷地面積 約 18,000 m²
延床面積 約 8,500 m²