プーリの径および減速機でギヤ比をコントロールすることが可能(9〜21:1)。最大出力12kW/定格出力7kWで、重量700kg程度の車両への搭載を想定する。ユニット重量は20kg以下。すでに量産を予定していて、登場は本年末だという。
P2ハイブリッドを想定したシステムも展示されていた。横置きトランスミッションに載せる構造としていて、メインシャフトからのトルクはサイレントチェーンによってモーター軸と接続している。もうひとつのチェーン経路はエアコンコンプレッサーの駆動用。軸方向の寸法は75mmに抑え、搭載性を高めている。最大トルク許容量は450Nm。
さらに大きいクルマへの適用も想定するシステムも用意。最高出力19kW/定格出力12kWのモーターを減速機を介してデフギヤにトルクを伝える構造とする機械構成で、最大車重1200kg程度を視野に入れる。モーターは水冷式のPM型。重量は25kg程度としている。