ひとつは、水道管や下水管など直径が30〜40センチほどと狭く、内部に人間が入れない構造物の点検が可能な小型ローバー。カメラとライトを搭載しているため、水道管や下水管の内部の状態を確認できる。もうひとつは、果樹農薬散布用のローバー。50リットル容量のタンクを搭載し、農薬を噴霧する。山間部に多い傾斜の急な地形に対応したパワフルな車両。小回りがきくこのローバーは、果樹と果樹の隙間を縫って効果的に農薬を噴霧する。人間が乗って運転をする従来の農薬散布車両とは異なり、農業従事者のケガや負担は大きく軽減する。GPSを搭載しているため、自動走行が可能。
現在はこの2種類のローバーを提供しているが、顧客のニーズ合わせた無人車両も製造・販売する。販売価格については、イーエムアイ・ラボまで問い合わせ。