月間登録台数:NO DATA


現行型発表:18年6月(ディーゼル追加 19年2月)


WLTCモード燃費:16.0km/ℓ ※ディーゼル車




レポート●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)


フォト●中野幸次(NAKANO Koji)/平野 陽(HIRANO Akio) 


モデル●森脇亜紗紀(MORIWAKI Asaki)

全幅1955㎜ 全高1680㎜ ミラー・トゥ・ミラー2165㎜
開口高700㎜


全長4700㎜ 最小回転半径6.0m

■主要諸元 2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO


全長×全幅×全高(㎜):4700×1955×1680


室内長×室内幅×室内高(㎜):—


ホイールベース(㎜):2820


トレッド(㎜) 前/後:1620/1675


最低地上高(㎜):—


車両重量(㎏):1910


エンジン種類:V型6気筒DOHCツインターボ


総排気量(㏄):2891


最高出力(kW[㎰]/rpm):375[510]/6500


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):600[61.2]/2500


燃料タンク容量(ℓ):64(プレミアム)


トランスミッション形式:8速AT


駆動方式:4WD


タイヤ・サイズ 前:255/45R20 後:285/40R20


最小回転半径(m):6.0


JC08モード燃費(㎞/ℓ: —


車両本体価格:1167万円

乗降性

前席:助手席シート高680㎜ ステップ高440㎜
前席:シート高720㎜ ステップ高450㎜


1列目シートのサイドサポートが大きく、運転席の乗り降りは少し窮屈。後席もドア開口部が狭く、ルーフラインが後方に向けて垂れ下がっていくため、頭を少し屈めながらでないと乗り降りしにくい。

ハイパフォーマンスモデルである「クアドリフォリオ」は前後バンパーやサイドスポイラー、20インチアルミホイールなどの専用エクステリアを装備。フロントフェンダーとドアパネルは軽量なアルミ製となっている。

先進安全装備

歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキのほか、車線逸脱警報、ブラインドスポットモニター、後退時に接近する車両を検知するリアクロスパスディテクションなどを全車に標準装備。全車速追従式ACCも完備する。

ボディカラー

インパネ

レザーを多用した高級感溢れるインテリアに、先進のユーティリティを融合。「クアドリフォリオ」にはスポーティなカーボンパネルのほか、専用のレザーステアリングも装備される。8.8型センターディスプレイを備えるConnectシステムも標準装備。ナビ機能は備わらないが、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する。

居住性

後席:膝前のクリアランスは約180㎜、頭 上は約80㎜と、広さは必要十分。ただし、引き締まった印象のサスペンションは、時として強い突き上げ感を伴うため、ドライバーには飛ばし過ぎないよう求めたくなる。
前席:「クアドリフォリオ」はレザーとアルカンターラを使用した専用スポーツシートを装備。前席には電動ランバ ーサポートやシートヒーターが備わるほか、サイドサポートの電動調整機能も装備されている。


ラゲッジルーム

奥行き1000㎜

後席格納時:奥行き1850㎜ 幅920㎜ 高さ720㎜

縦長のフロアは通常時でも奥行きが約1000㎜もある一方、テールゲートが傾斜している影響から天地高は狭く、トノカバーの位置だと高さ約510㎜と少し制限される。後席の格納機構には4対2対4分割可倒式を採用。背もたれのロックを解除するレバーは荷室側にも装備されている。

うれしい装備

後席シートは4対2対4分割可倒式のため、中央席部分だけを倒すことも可能。後席左右に人が乗れる状態のまま、長尺物を積み込むことができる。

ラゲッジルームには大きめの床下収納も装備。最初から間仕切りされているので、洗車道具や趣味で使うツールなど、目的別にしまっておくことができる。

Connectシステム操作用コントローラーを装備。ロータリーパッドを中心に左右にもスイッチが配置されている。

走行モードをダイナミック、ノーマル、オールウェザーの3つから選択できるアルファD.N.A.システムを採用。

「クアドリフォリオ」のアルファD.N.A.システムは、ダイヤルを反時計回りに回すと選択できる。Raceモードも用意。

アダプティブクルーズコントロールやヒルディセントコントロールの操作スイッチをステアリング左側に装備。

前席シートヒーターとヒーテッドステアリングは全車に標準装備。シートヒーターは3段階の温度調節が可能。

アームレストの下にはコンソールボックスを装備。USBソケット2個とAUXも装備され、スマホの充電にも便利。

圧倒的な高出力エンジンを搭載

ハイパフォーマンスモデルである「クアドリフォリオ」は2.9ℓのV6ツインターボエンジンを搭載。最高出力は510㎰に達し、0-100㎞/h加速は3.8秒という驚異的な速さを実現。17年9月にはドイツ・ニュルブルクリンクで7分51秒7という当時の量産SUV最速タイムを樹立した。

ディーゼルターボエンジンを追加設定

アルミ製エンジンブロックや中空カムシャフトを採用し、単体重量を155㎏に抑えた軽量エンジンを新開発。低回転域からトルクフルに走れるため街乗りでの実用性が高い上、WLTCモードで16.0㎞ /ℓを採用するなど燃費性能も優れている。

バイヤーズガイド

2.0 TURBO Q4

2.0 TURBO Q4 SPORT PACKAGE

2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO

もし「QUADRIFOGLIO」を買う余裕があったら迷わず買う! しかし現実的には4気筒のガソリンかディーゼルかという選択になりそうだが、むろん装備も多少は差別化されているものの車両価格もディーゼルの方がだいぶ安い。とはいえ、やはりこのクルマはガソリンエンジンが車両のキャラクターに似合い、加えて「SPORT PACKAGE」がマッチするように思う。

エンジンの設定は上記の3種類。2.0ℓ直噴ガソリンターボ搭載モデルである「2.0 TURBOQ4」は国内在庫を保有しない受注生産モデルとなり、同車をベースとする「SPORT」、「LUXURY」をラインナップする。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈アルファロメオ・ステルヴィオ〉ディーゼル車追加で魅力度が増した本格スポーツモデル【ひと目でわかる最新SUVの魅力】