月間販売台数:261台(18年8月〜19年1月平均値)


現行型発表:15年3月(「Modulo X」追加 18年5月)


JC08モード燃費:24.2km/ℓ ※CVT車




レポート●蔵田智洋(KURATA Tomohiro)


フォト●平野 陽(HIRANO Akio)


モデル●森脇亜紗紀(MORIWAKI Akisa)

全高1180mm 全幅1475mm ミラー・トゥ・ミラー1750mm
開口高640mm


全長3395mm 最小回転半径4.8m

■主要諸元 Modulo X


全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1180


室内長×室内幅×室内高(㎜):895×1215×1020


ホイールベース(㎜):2285


トレッド(㎜) 前/後:1300/1275


車両重量(㎏):830


エンジン種類:直列3気筒DOHCターボ


総排気量(㏄):658


最高出力(kW[㎰]/rpm):47[64]/6000


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):104[10.6]/2600


燃料タンク容量(ℓ):25(レギュラー)


トランスミッション形式:6速MT


駆動方式:MR


タイヤ・サイズ 前:165/55R15 後:195/45R16


最小回転半径(m):4.8


JC08モード燃費(㎞/ℓ):21.2


車両本体価格:285万120円

乗降性

スポーツカーらしく低いヒップポイントで潜り込むように乗り込む感じだ。とても雰囲気があるが乗り降りはしにくい。サイドシルは太く幅広く、高さもあり、ここに座ってから起き上がるなどスムーズに乗り降りするには慣れが必要だ。

リヤにラゲッジを持たない割り切りで実現した低く美しいリヤビュー。「Modulo X」はボルドーレッドのルーフが特徴的だ。専用のエアロバンパーを前後に装着するなどして前後のリフトバランスを整え、空力性能を徹底追求している。

先進安全装備

撮影車両データ

ボディカラー:アラバスターシルバー・メタリック


オプション装備:S660専用スカイサウンドインターナビ〈VXU-192SSi 〉/発話型ETC2.0車載器

ボディカラー

インパネ



インパネは低く前方視界は良好だ。ステアリングはホンダ最小径350φ。S660専用インターナビは7インチサイズのディスプレイを持つ。特別装備としてボルドーレッドとブラックの2トーンカラーとなるインパネとステアリング。メーター内には「Modulo X 」のロゴを表示する。

シート

本革/ラックススエードのS660専用バケットシートは質感が高く、クッションも厚いつくりで長距離ドライブも快適だ。「Modulo X」はヘッドレストに専用ロゴが入るボルドーレッド/ブラックのカラー。圧倒的に低いヒップポイントでスポーツカーらしい自然なドライビングポジションが得られる。足元や上半身に送風するミッドモード付きフルオートエアコンやパワーリヤウインドウなどの装備でオープン走行時も快適。

ラゲッジルーム

ロールトップ収納時

ロールトップ非収納時:奥行き170mm 幅750mm 高さ225mm

フロントフードはダンパー付きで片手で簡単に開閉可能なのがうれしい。内部には外したロールトップをぴったり収納できる蓋付きユーティリティボックスがあり、ここをラゲッジとしても使用可能だが、ラジエーターの熱がこもる影響を考慮し、熱に弱いものを積まないように注意したい。

うれしい装備

手動のフックを外して巻き上げるだけで、短時間で脱着可能なロールトップを採用。やや手間は掛かるが軽量なのでひとりでも作業が可能だ。

コンソール後端にはドリンクホルダーを1個とリヤウインドウ下にコンビニフックを装備。限られたスペースを有効活用している。

S660専用7インチスカイサウンドインターナビはスマートフォンのような直感操作が可能。Gセンサーなどが表示可能だ。

DC12V電源とUSBソケットをセンターコンソール前端に装備。USB接続でスマートフォンとディスプレイを連携できる。

レーシーなチタン製シフトノブにグレーステッチのシフトブーツ。「Modulo X」のロゴ入りアルミ製専用プレート付き。

上部をクリックして5段階減衰力調整が可能なダンパーは「Modulo X」専用装備。走りと快適性の両立にも妥協はない。

「Modulo X」専用アクティブスポイラーはガーニーフラップ付き。車内からスイッチ操作でリフトアップすることも可能だ。

ドリルドディスクローターとスポーツブレーキパッド、ステルスブラック(つや消し)塗装専用アルミホイールを特別装備。

SEAT VARIATION

α・スポーツレザーシート
α特別仕様車・スポーツレザーシート


S660専用バケットシートは「α」では質感の高い本革/ラックススエードのブラック/ブラック。特別仕様車の「α トラッドレザーエディション」ではライトタン/ブラック、「ModuloX」ではボルドーレッド/ブラック、「β」ではブラック単色のメッシュ/ファブリックとなる。

上質さを磨いた特別仕様車

「α」がベースの「トラッドレザーエディション」(227万5560 円)は、ライトタン×ブラックのトラッドレザーインテリアやブラウンロールトップで上質感を演出。シティーブレーキアクティブシステムも標準装備。

バイヤーズガイド

β

α

Modulo X

むろんMTが本命だが、CVTでもこのクルマの楽しさは十分に味わえる。現時点での本命は本文でもお伝えした「Modulo X」だ。金額に換算するとノーマルに対して約110万円相当の装備が与えられていながらも価格差は60万円台にとどまり、洗練されたドライブフィールにはそれ以上の価値を感じる。実際に販売比率は高いようだ。

新たにラインナップに加わった「Modulo X」は、高価な専用アルミホイール、アクティブスポイラーやサスペンションなどを標準装備。走りにこだわりシャシーや内外装をコンプリートチューンしてあるため、内容を考えるととてもお買い得だ。


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情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈ホンダS660〉走る楽しさを徹底追求したミッドシップオープン【ひと目でわかる軽自動車の魅力】