月間販売台数:5503台(18年8月〜19年1月)


現行型発表:13年12月(一部改良 18年11月)


JC08モード燃費:32.0km/ℓ ※「J」「G(CVT)」のFF車




レポート●塚田勝弘(TSUKADA Katsuhiro)


フォト●宮門秀行(MIYAKADO Hideyuki)


モデル●森脇亜紗紀(MORIWAKI Akisa)

全高1665mm 全幅1475mm ミラー・トゥ・ミラー1750mm
開口高685mm


全長3395mm 最小回転半径4.6m

■主要諸元 ワンダラー(特別仕様車)


全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1665


室内長×室内幅×室内高(㎜):2160×1295×1250


ホイールベース(㎜):2425


トレッド(㎜) 前/後:1290/1290


車両重量(㎏):800


エンジン種類:直列3気筒DOHC+モーター


総排気量(㏄):658


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6500


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):63[6.4]/4000


モーター最高出力(kW[㎰]/ pm):1.6[2.2]/1000


モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):40[4.1]/100


燃料タンク容量(ℓ):27(レギュラー)


トランスミッション形式:CVT


駆動方式:FF


タイヤ・サイズ:165/60R15


最小回転半径(m):4.6


JC08モード燃費(㎞/ℓ):32. 0


車両本体価格:160万8120円
前席:助手席シート高670mm ステップ高370mm
後席:シート高720mm ステップ高380mm


前ドアは2段階で開き、頭上まわりを含めた開口部も広くて乗り降りしやすい。3段階で開く後ろドアは、ヒンジ式ドアにも関わらずこちらも大開口を確保する。床面が低く、座面が高めなので腰を大きく上下させる必要もない。

写真は2018年11月に設定された特別仕様車の「ワンダラー」。ルーフや前後バンパーガーニッシュにウッディブラウンを配し、ガンメタリックの15インチスチールホイールでコーディネートされている。

先進安全装備

フロントガラスにデュアルカメラを配し、対車両は約5〜50㎞/h、対歩行者は約5〜30㎞/h未満で衝突被害軽減ブレーキが作動。車線逸脱警報、前進時の誤発進抑制、先行車発進お知らせ機能を「A」を除いて標準装備。

撮影車両データ

ボディカラー:シフォンアイボリーメタリック ウッディブラウン2トーンルーフ(特別仕様車専用色)


オプション装備:全方位モニター用カメラパッケージ(4万9680円)/スタンダードプラスナビセット〈パナソニック〉(14万8014円)/フロアマット〈ジュータン〉(1万6902円)/ETC〈ビルトインタイプ〉(2万1816円)/他

ボディカラー

インパネ



「ワンダラー」はウッド調カラーパネル、オレンジステッチ付きイエローブラウンの本革巻きステアリングホイールが、暖かみのある雰囲気を出す。同仕様はナノイー搭載フルオートエアコンも標準で、ナビは販売店オプション。メーターはお洒落なホワイトパネル。

居住性

後席:座面、背もたれともに厚みがあり、座面は前後長も長めだ。一番前にスライドさせても座面下に足が入るため、それほど窮屈には感じない。空間自体は広めだが、ベルトラインが高い位置にあるので囲まれ感がある。
前席:座面の前後長が長く、運転席側は横幅にもゆとりがある。背もたれには適度なホールド性があり、座り心地は良好だ。「ワンダラー」は、ブラック×イエローブラウンのレザー調&ファブリックシートを備える。


ラゲッジルーム

通常時:奥行き280mm

後席格納時:奥行き1240mm 幅1000mm 高さ890mm

樹脂製ボードによるフラットフロアが特徴で、後席のスライドはリヤドア側にまわる必要があるが、前倒しは背もたれのレバーで荷室側からも操作可能。スクエアな開口部と余裕のある荷室高で多くのキャンプ道具などを積載できそう。荷室に12Vのアクセサリーソケットを備えるのもうれしい。

うれしい装備

インパネアッパーボックスを開けると、停車中に使えるミニテーブルになる。耐荷重1.5㎏のため軽食時や小物の置き場として使えそう。隣には格納式ドリンクホルダーを用意する。

荷室フロアは汚れや水滴などが拭き取りやすい樹脂製で、キャンプやウインタースポーツなどで使い倒しても手入れがしやすいのが美点だ。

助手席の背もたれを前倒しすると、実測で約1930㎜の奥行きが出現。短めのサーフボードやスキー板などにも対応する。

メーターのマルチインフォメーションディスプレイには、燃費やアイドリングストップ時間、節約燃料などが表示される。

「ワンダラー」はルーフレールを特別装備するため、用品のキャリアを使えば屋根にも多くの荷物を積載できる。

メーカーオプションの全方位モニター用カメラパッケージ、対応ナビを装着すると、俯瞰や前後、サイドの映像を映し出すことができる。

リヤドアにも2本分のボトルホルダーを備える。前ドアにもポケットがあるから小物の収納には困らないはず。

インパネ中央の足元にセンターロワポケットを配置。ペットボトルをはじめ、ポーチや眼鏡ケースなどを収納できる。

SEAT ARRANGE

1名乗車+長尺ラゲッジスペース
2名乗車+最大ラゲッジスペース


後席は別々にスライドと背もたれの前倒しが可能で、助手席背もたれの前倒し機構により長尺物にも対応するほか、背もたれを倒した助手席はシートテーブルとしても使える。前席の背もたれを寝かせればセミフラットになり、仮眠など休憩時に使えるモードになる。

ハスラーとCASIOがコラボした腕時計

18年11月に登場した特別仕様車「ワンダラー」と、タフさが人気のカシオ計算機“BABY-G”のコラボモデルが同時発売。アウトドアシーンにピッタリな、ワンダラー同様のアイボリーカラーを採用し、特別感のある腕時計となっている。

バイヤーズガイド

A

G

Jターボ

ハスラーにはさらに個性的な特別設定色を用意した「ワンダラー」などのモデルもある。18年11月には「G」グレードに搭載の衝突被害軽減システムをレーダー方式からステレオカメラ方式のデュアルカメラブレーキサポートへ変更。同時に誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能も標準装備した。

全方位モニター用カメラは、「J」系と「J」ベースの「ワンダラー」にオプション設定する。UV&IRカットガラスも「J」系に標準装備で、アイドリングストップ時でも冷風が出るエコクールは「A」を除き標準で搭載。


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情報提供元: MotorFan
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