新車だったクルマも、乗り始めからすでに中古車扱い。手放す際は、走行距離や年式により、買取査定はさまざまです。需要と供給、人気などの要素によって、相場が決まってくるものです。そのため長く乗った車両は二束三文、日本のクルマ文化はこの程度なのです。が、例外が存在しています。未だ衰えることを知らない昭和の名車や、旧車、スポーツカーなどです。そしてロードスターも御多分に洩れず。初代ロードスターの発売は1989年ですが、程度のいい車両では、100万円を超える車両もあるというから驚きです。ロードスターの中古車を専門に扱う、アイスタイリングの石川代表に詳しくお話を伺いました。

 「初代ロードスターの走行距離が少ない車両、そうですね10万㎞以下なら100〜150万円はします。こうした車両は程度のいいものが多いですが、そのまま乗り出せるわけではありません。ここからリフレッシュメニューを施すと、最終的には200万円オーバーということもありますね。




 以前はタマ数も豊富でしたから、数十万円で購入して遊べました。今では手放す人が減り、中古車も海外に流出してしまったこともあって、タマ数が減りました。そのせいか、本当に欲しいと思う人が購入していきます。あらかじめ予算を見積もって、探していらっしゃいますね」

 リトラクタブルライトは魅力だが、コンディションのいい車両が少ないため、2代目のNBモデルにも需要が集まり、初代同様に相場が上がってきているといいます。とくに後期モデルともなると、100万円を超える極上中古車も。異端の3代目NCはというと、販売台数が少ないのが難点。なかでも電動ルーフのRHTは人気で、後期のRHTともなると予算は150万円ほど。いずれのモデルにおいても、走行距離が少なく人気モデルともなると、いいお値段になります。




 現行モデルのNDはデビュー早々、販売台数が伸びたこともあって、すでに中古車がそこそこ出回っています。チェーン店から個人売買まで、広く扱いがあるため価格競争となっているようです。いずれにしても、歴代ロードスターの中古車購入を考えたら、購入と維持費を熟慮する必要がありそうです。




石川代表

「ロードスターを専用に扱うことで、ロードスターならではの査定ができます。街の中古車店ではわからない付加価値も考慮します」と石川代表。

アイスタイリング


静岡県浜松市南区大柳町8-4


☎0066-9702-0158


営業時間:10:00〜19:00(日曜〜18:00)


定休日:火曜日


http://www.roadster.co.jp




中古車販売だけではなく、メンテナンスも行っているので購入後も安心。長く付き合えるショップなのです。
情報提供元: MotorFan
記事名:「 プレミアがついて、もはや読み切れない!? 荒れるロードスター中古車相場に注目