TEXT●大家伝(OYA Den)
クルマにバイクを積みこむには……? ハイエースやキャラバン、軽トラに載せるのがポピュラーな手段で、ラダーレールを使って荷台に載せる→フロントタイヤが動かないようにがっちり固定→リア側が跳ねないように固定する……というのが基本の流れ。
ただ、車種によってはこのリヤ側の固定が、タイダウンを掛けるところがなかったり、強度不足だったりで、悩んでしまうこともしばしばある。そんなときに活躍するのがACEBIKESのタイヤフィックスだ。ACEBIKESはオランダを拠点としてバイクの輸送に関する用品を製造販売するメーカーで、機能的に優れていながら使いやすさも強度もデザイン性も重視している製品作りに定評がある。このタイヤフィックスをリヤタイヤの上部にかぶせてから付属のラッシングベルトで固定する。一般的なタイダウンベルトのようにバイクの車体に付随するパーツを強く引っぱるものではないので、車体をキズつけたりすることがなく、様々な車種に使えるのもポイントだ。価格は1万5200円。
フロント側の固定にはスペインのレッカー装置メーカーであるFOIMAのスタディスタンド。FOIMAは積載車やバイク搬送などの油圧や電動機構の技術に対し世界的定評があるメーカーだ。
スタディスタンドの特徴は、フロントタイヤやリヤタイヤを保持して、バイクを垂直に立てることができるの点は他社の製品と変わらないが、タイヤ受け部分の幅を変えられるのがポイント。フロントタイヤが細い原付バイクも、極太のスーパースポーツもこのスタンド一つで対応できてしまうのだ。持ち運びタイプと、トランポの床面固定用途がある。2万円/2万5000円
また、FOIMAでは日産キャラバン専用に設計された荷台ベッド付きコンプリート車として販売も開始している。荷台ベッドの格納から昇降まで、ラジコンによる自動化しているので、ラダーレールでの積み下ろしが怖い! という人には(お値段は張るけれど)とっても心強いと思われる。