比較的コンパクトなプレミアムSUV市場において、激しいライバル関係を運命づけられた両車のサイズを比較し、その哲学の違いを感じてみよう。
ややコンパクトなステルヴィオだが、背は高く、またホイールベースも十分に確保されているため、居住性という面では有利なスペックを持つ。ただ、両車ともにセダンなどに比べれば多少アイポイントが高い程度であり、よじ登るような乗降姿勢を強いられることはない。
マカンが20mmワイドに設計されているが、どちらも1900mmオーバーと幅広であることに変わりはない。都心での駐車場選びなど、日常生活において制約される場合があるのは同様だ。
最小回転半径はほぼ同じ。全幅1900mmオーバーで最小回転半径が約6mなので、取り回しに優れないのは、両車に共通するところだ。
なお、ホイールはいずれのモデルも18インチからの設定となる。
後部座席を使用している状態で、ステルヴィオのラゲッジルームが25ℓ広いという結果に。とはいえ、大人4名での旅行用荷物を積むのに、どちらのモデルも必要十分な広さが備えられている。
もちろん後部座席を格納して大容量のラゲッジスペースを確保することも可能だ。