復権を目指すアルファ ロメオが、その歴史で初めて手掛けたステルヴィオ。方や好調なセールスを誇るポルシェを牽引する存在として、兄貴分のカイエンと共に人気を集めるマカン。


 比較的コンパクトなプレミアムSUV市場において、激しいライバル関係を運命づけられた両車のサイズを比較し、その哲学の違いを感じてみよう。

アルファ ロメオ・ステルヴィオ 全長×全幅×全高:4688×1903×1677mm ホイールベース:2818mm

ポルシェ・マカン 全長×全幅×全高:4696×1923×1624mm ホイールベース:2807mm

 ややコンパクトなステルヴィオだが、背は高く、またホイールベースも十分に確保されているため、居住性という面では有利なスペックを持つ。ただ、両車ともにセダンなどに比べれば多少アイポイントが高い程度であり、よじ登るような乗降姿勢を強いられることはない。

アルファ ロメオ・ステルヴィオ 全幅:1903mm トレッド:フロント1612/リヤ1650mm

ポルシェ・マカン 全幅:1923mm トレッド:フロント1655/リヤ1651mm

 マカンが20mmワイドに設計されているが、どちらも1900mmオーバーと幅広であることに変わりはない。都心での駐車場選びなど、日常生活において制約される場合があるのは同様だ。

アルファ ロメオ・ステルヴィオ 最小回転半径:6.0m

ポルシェ・マカン 最小回転半径:5.98m

 最小回転半径はほぼ同じ。全幅1900mmオーバーで最小回転半径が約6mなので、取り回しに優れないのは、両車に共通するところだ。


 なお、ホイールはいずれのモデルも18インチからの設定となる。

アルファ ロメオ・ステルヴィオ 荷室容量:525~1600ℓ

ポルシェ・マカン 荷室容量:500~1500ℓ

 後部座席を使用している状態で、ステルヴィオのラゲッジルームが25ℓ広いという結果に。とはいえ、大人4名での旅行用荷物を積むのに、どちらのモデルも必要十分な広さが備えられている。


 もちろん後部座席を格納して大容量のラゲッジスペースを確保することも可能だ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 アルファ ロメオ初のSUVステルヴィオとポルシェ・マカンのサイズを徹底比較