PHOTO&REPORT●川島秀俊
今や国民的、世界的オートバイと言っても過言ではないホンダのスーパーカブシリーズは、仕事から趣味まで多彩なユーザーに愛されている。中でも、オフロード性能を加味されたクロスカブは、アウトドアブームの影響もあって気軽なアドベンチャーモデルとして大人気だ。
そんなクロスカブを、もっと優れたユーティリティバイクにしようとマジカルレーシングからデリボックスが発表された。大阪モーターサイクルショー2019でお披露目されたクロスカブ110は、大型のバイザーカウルも装備してヘビーデューティーなイメージをさらにアップ! ロングツーリングはもちろん、荷物がかさむキャンプやフィッシングなど、趣味を満喫したいライダーには心強い装備といえるだろう。
マジカルレーシングといえば、二輪業界ではレーサー用のカウルを作る老舗として有名だが、実は宅配バイクのデリバリー用ボックスでも業界内では周知のブランド。軽くて丈夫な設計には定評があり、サーキットで磨かれた空力性能や耐久性が製品作りに生かされている。
今回のボックスはすべてFRP製で、カギ付きなので、防犯性に優れているのもポイント。前後左右のボックスを全部一度に揃えずとも、必要な部位から順に装備して、じっくりのんびりと充実させていくのもカスタム好きの醍醐味といえるだろう。
なお、発売開始は間もなくとのことで、現在は予想価格での案内となっている。
レッグシールドとしても機能するフロントサイドボックス。FRP製で白/黒ゲルコートがあり、未塗装で使用するなら黒ゲルのままという選択もアリだ。スマホやカメラをマウントするベースにも活用できる。予価:4万5000円
操作性に優れたカギ付き開閉ハンドルを装備したリアボックスは、実用性とデザイン性を高次元に融合したもの。ハイマウントストップランプ装備で、ラックを追加すれば積載性アップも可能になる。予価:4万8000円
ナックルガード一体型のバイザーカウルは、風雨や飛来する虫からライダーを守ってくれる実用性の高いアイテム。スモークスクリーン仕様が1000円アップにて用意される。予価:2万3000円
問:マジカルレーシング http://www.magicalracing.co.jp