インプレッション●和歌山利宏
・1980年〜2000年までカタナが約20年ぶりに復活
・「GSX1100S KATANA」のイメージを現代風にアレンジ
・ベースとなるフレームはGSX-S1000
・エンジンはGSX-R1000系の水冷4ストDOHC 直列4気筒の999cc。
・トラコンやバックトルクリミットクラッチなど最新鋭の装備を採用
・ヘッドライトがLED化された
「38年前に登場していくつかの逸話さえも生み出し、欧州で市販が終了した後も国内では日本仕様車が登場するなど、人気を博してきたスズキのカタナが現世に再降臨した。もちろん、再販モデルではない。スーパースポーツGSX-R1000の技術を還元したストリートスポーツGSX-S1000をベースにしたモデルなのだ。だから、この新生カタナの走りは今日的で、ゆったりしたライディングポジションもあって、初代カタナのようなアクの強さもない。それでいて、スタイリングはオリジナルを忠実に再現しながら、今日的なストリートファイターを思わせる。かつて憧れだったカタナスタイリングを、今日的に洗練された乗り味とともに楽しめるバイクだったのである」
■テストライダー 和歌山利宏
※近日中にインプレッションの続報記事の掲載を予定しています