対してマツダ3の1.5ℓガソリンは、「15S」「15S Touring」の2グレードのみとなり、しかも3ヵ月ほど後から発売されるセダンには1.5ℓガソリンは設定されない模様で、アクセラから大幅にラインナップが縮小となる。マツダ3では販売の中心を2.0ℓガソリンと1.8ℓディーゼルへと移行させるのだろうか。ちなみに「15S」FF車同士で比べるとアクセラは195万4800円、マツダ3は218万1000円で22万6200円アップ。
また1.5ℓガソリンを除くマツダ3ハッチバック車には、特別仕様車として「Burgundy Selection」が設定される。これは「L Package」の本革シートよりもさらに上質なワインレッドの本革シートが標準装備だ。価格は「L Package」より7万円強のアップ。
アクセラの2.0ℓガソリンは2013年の発表当時は設定されていたが、2016年7月の大幅改良で国内向けはなくなっている。マツダ3の2.0ℓガソリンは「20S PROACTIVE」「20S PROACTIVE Touring Selection」「20S L Package」の3タイプ+特別仕様車「Burgundy Selection」。FF車の1.8ℓディーゼルと比べると3グレードとも27万円安い。しかし、前回の記事で触れたように1.8ℓディーゼルは減税があるので差額がぐっと縮まるのが悩ましいところである。
ここ数年のマツダ車は残価設定ローンで購入されることが多いそうで、現在のラインナップだと一般的な走行距離、車両状態なら、3年後の残価率は軽く50%! を上回っているという。これはかなりの高い数字で、新車購入後の最初の車検を取らずに別のマツダ車に乗り換える人も珍しくないそうだ。マツダ3も既に人気上々のようなので、納車を急ぎたい方は早めにディーラーに行ってみることをオススメする。