スバルの前デザイン部長で現在は、首都大学東京で教鞭をとる難波治教授が、ジュネーブ・モーターショーを取材。デザインチェックと写真撮影をおこなった。第六弾はシトロエンのEV、AMI ONE(アミワン)である。




COMMENT &PHOTO◎難波 治(NAMBA Osamu/首都大学東京教授) まとめ◎MotorFan.jp編集部

MF:教授、シトロエンは今年でブランド誕生100周年だそうです。その100周年を祝う目的で企画されて、シトロエンのビジョンである「移動の自由」を表現するコンセプトカーだそうですよ。最高速度は45km/h、航続距離は100kmですから、シティコミューターですね。








 シトロエンが提案するEV。名前は、AMI ONE(アミワン)です。


 シェア使用を考慮した街のビークルです。


 シティコミューターをデザインすると、プロダクトデザインになり過ぎる傾向が強くなるのですが、このモデルのデザインはそれを「クルマ」に仕立てています。もちろんこの大径タイヤ&ホイールがすべてをカバーしてしまっているのですが……。


 でも、四角くて丸い、丸いけどスクエアな塊。


 なかなか良くわかっているデザイナーの仕事ですね。


 フロントウィンドウがAピラーなしで回り込んでいるのがスタイリングを個性づけています。しかも、その接合部は思いのほか像が歪んでいません。


 何か良い解決策があってこういうことが出来るようになると、デザインも楽しくなるんですけどね。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 「四角くて丸い、丸いけどスクエアな塊」シトロエンのシティコミューター、AMI ONE(アミワン)をスバルの前デザイン部長・難波治教授が語る